Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

それを書かずにいられないのか

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欧州にあってはビターラの販売は続いており、2025年モデルの試乗リポートなんてものが忘れた頃に出てきます。一応褒めてくれていますがプラットホームを考えれば既に10年以上前のクルマにアップデートを重ねている車種。そこを旧時代感は拭えないと書かれても、そんなの当たり前じゃんとしか思えないし、安っぽい内装って「またそれかよ」の評は、ライターのアタマも前時代思考だと言いたい。それらは日本円換算で500万円を超えるという点に向けての声でしょうか。

試乗はイギリスで行われているそうで、価格帯はともかくイギリス人ってそういうところに神経質になるかなあと感じます。室内サイズの小ささについては苦言くらいは出るかもしれないけれど、この手のリポートには、かの国の人々がビターラというブランドに何を思いどうとらえているかを書いてほしい。性能に関するライターの主観なんて、主観であるがゆえにどうでもいい話で、ユーザーの声からこそその資質や性能が見えてくるものではないかと思うのです。

「ほぼ」週刊エスクードを作る 02

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初代エスクードの最終型あたりで採用されたマイアミブルーメタリックⅡという車体色は、当時のスズキでエスクード以外に使われていたかどうか既に覚えていません。水色のようで水色でなく、スカイブルーというのもちょっと違う。とはいえマイアミなんかに行ったことが無いので現物を眺めて色のイメージを考えるしかありません。いやほら、カラーコードを使ってそのものの塗料を調合してもらえばいい話ですが、めんどくさいので今回はやりません(いいのかそれで!)

しかし昨今、模型店が激減して、あった見つけたと飛び込んでも長い年月置きっぱなしだったボトル入り塗料の保存状態が悪く、買い物にならない。田舎にあるカー用品店などさらに過酷で、人気色の塗料しか扱っていない。昨今、このような彩度明度の青はどこのメーカーのクルマも使っていません。この手の材料を近場で得られるのは画材屋が開く模型コーナーだけでした。悪魔の誘惑ですよ、画材屋にはアクリル塗料が豊富にそろい、エアブラシも売られている。自分で調合できるのです。が、塗装後に取り付けるパーツの調達が予算的に優先度を上げており、これもやらないのです。

模型塗料のスカイブルーを一時塗装してみました。こんなものだよねーとちょっと言えない青です。これは理由が分かっています。赤成分が足りないからです。フジミ模型のエスクードをインビエルノブルーメタリックに塗装した時、青と銀と白を調合してもその色にならず、試行錯誤で赤がほんの少し必要という答えを導き出しました。今回も同じです。だけど雑でいい加減な仕事を貫きます(全く自慢にもなりゃしない)

さてこれは後継車になるのか

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スズキが本格的に「e VITARA」の世界戦略を表明しました。新型車のアピールだけでなく、BEVを世の中で走らせるための充電施設といったインフラ整備にも及び、インドにおいてはその市場環境を多角的に整えていこうとする考えのようです。同社はおそらく、小型車の生産拠点を海外に設け、本国さえもそれを仕入れて販売するシフトへとかじ取りするのかもしれません。国内での軽自動車トップクラスメーカーという看板との両立でしょう。

その流れは今後を注目するとして「e VITARA」。バッテリー型電気自動車という冠をつけた「ビターラ」。なぜわざわざビターラを呼称するのかと言えば、世界的に知名度を持つ商品であるからですが、ハンガリーのビターラとの区別もなされる。一度はハンガリー版を四代目エスクードとして国内投入した経緯があるとはいえ、この発動機の区別が、果たして新しい世代のエスクードとしてどちらに転ずるのか興味が尽きません。

バブル経済末期に、四輪駆動車のニッチな市場を切り拓いた初代エスクードの時代から、ヨーロッパではビターラのネーミングを使用してきたけれど、ニッチな領域から昨今のSUV市場を出現させたことで、エスクードの役目は果たされたのかもしれません。僕は初代エスクードの二年目から「ウルトラスーパーな」エスクード馬鹿になっていますが、その馬鹿さ加減が感じることは、「e VITARA」はその名をもって世界戦略に臨むのだろうと。新しい株が生まれ育って行くのではないかと思っています。

僕ならそうする。

型式の歪曲は看過できぬ

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モーターファン定番の「~のすべて」がスズキフロンクスを取り上げました。まだ記事はほとんど読んでいません。ですがスズキの今で言うSUVを概略だけ紹介するページが随分と割かれていて、といっても大半はジムニー、エスクード、グランドエスクード等などですけど、エスクードの型式表示が雑。初代から三代目までを「T0〇」として一絡げにしてしまうのは無茶もいいところです。初代だけでも01は1600のことで11、31、51、61(海外には21もあった)の区分けがあります。

二代目も同様で、02だけでなく52も62もある。「0」では片付けようかないうえ、三代目に至っては「0」系は存在しないわけです。車雑誌が、スズキの車種に絞って作っているムック本でこのような煩雑な書き方をするのは看過できません。この誤解を招く型式表記が独り歩きしないと誰が言えるでしょう。特に三代目のユーザーさんは怒るべきです。そこに目が行ってしまって、フロンクスの記事なんか読んでいる場合じゃないのよ腹立たしいのよ。

「ほぼ」週刊エスクードを作る 01

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年末年始の騒ぎで着手の遅れた下手の横付きを始めました。「作る」などと生意気なことを書いていますが手先は元来不器用ですし眼もついて行かなくなっているので、まともなものは完成しないと思います。そのうえラジアントレッドマイカの車体色をマイアミブルーメタリックⅡ「に、できるだけ近い色で塗り替える」程度のことを「作る」なんて言っちゃっていいのか、な話でもあります。でも素体はTD11W、ここも可能な限りTD61Wに仕上げるのは不器用には辛い作業です。

早速サーフェイサーを吹いたのですが、まずこのマスキングの雑なこと。ヘッドライトやテールランプ部分はもう指先が動かせず霙がやってくれました。そこだけは完璧な防護になっていますが、あとの自分でやった部分はなんだこれな体たらく仕上がりです。

しかもですよ、僕はこの石膏っぽい状態が結構好きで、早くも「これでいいじゃん」な気分。ずーっと昔、「DX‐Xボンバー」を購入したらば赤だったんですよ。赤いのは母艦に搭載されている合体ロボ・ビッグダイエックスの方で、母艦であるXボンバーはつや消しの白なのです。そこで白基調のサーフェイサーを吹いたらなかなか良い仕上がりになってしまって・・・という過去がありました。蛇足的に言うと「レンズマンの宇宙船ブリタニア」には、グレー系のサフを使ったらこれまたうまくプラスチック感が消えて、塗装に至らない経験を多く過ごしています。

まあ、この記事が「ほぼ」週刊ですから、第二回目以降があるかどうかわかりません。それくらい雑でいい加減な作業をしているということをご了承ください。

乙巳(きのと・み) 成長と結実へ

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干支で云うところの巳年の2025年は、暦と方位学的に「乙巳(きのと・み)」に当てはまるそうです。発展途上を示す「乙」と、植物が成長しきった様を意味する「巳」の組み合わせは、辛抱し続けてきたものがそれぞれの人々の歩み具合に応じて成果を見出せる年回りになるのだとか。それぞれの歩みというところで、僕の場合の極めて情けなくも「それしかないじゃん」な事象は、スズキエスクードとの出逢いと長い道のりの始まりに遡れる気がします。

なぜというに、僕がエスクードを手に入れ最初の1台に乗り始めたのが1989年。この年は己巳(つちのと・み)で、巳年だったのです。「己」は田畑のような自然界を喩えており、このときの「巳」には、夏の始まりがあてがわれていました。振り返ってみたら象徴的で、乗り換え乗り継ぎはあったにせよ、36年にわたって初代エスクードにしか乗ってこなかったことには、このような迷信じみた裏があったようなのです。36と言えば、「約数を9個もつ最小の数」で、次は100だそうです。。

20年目の斗折蛇行

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唐代の文学者であり高級官僚であった柳宗元(りゅう そうげん)が綴った「斗折蛇行」という言葉は、北斗七星のような折れ曲がる星座の配置と、蛇の進むが如くうねりを、道や川の続く様として表しています。この言葉と関わるわけではありませんが、彼もまた優秀な役人であったのに、上層部の政変で左遷の憂き目にあった男でした。

人は大なり小なり紆余曲折な暮らしを続けていますが、そのことはさておきうちのスズキエスクードTD61Wは、乗っている自分が言うのもなんですが、これほどこの言葉が似合うエスクードを他に見ない道のりを走り続けています。海外に持ち出された古い個体には、おそらくうちのエスクード並みの積算走行距離を刻んでいる物があるかもしれませんが、少なくとも日本という国内において、あと約50000キロでオドメータがリセットされるような(リセットされるかどうかスズキもわからないと言っているという)個体は無いと思います。

この個体は90000キロ直前で下取りに出された1台でしたが、二人目のユーザーとの出逢いは20年前のことです。これまた自分で言うのかの話ですが「厄介な奴に見つかっちゃったよね」の始まりが、2005年の夏のこと。そこから文字通り「とせつ・だこう」の日々が繰り広げられています。走ったし壊したし壊れたしで、見てくれ以上に満身創痍です。「斗折蛇行」と言いながらも、走らせる意志と走る力が微塵もぶれていないことだけ、この個体の見どころです。

まだまだ行先は各地に折れ曲がって所在し、そこへたどり着く道のりも未踏でうねうねと曲がっているのですが、今年も淡々と走り続けるのみです。

 

遅くなりましたが報告しますと、12月30日夜、急な鳩尾の痛みと嘔吐で倒れまして、県立総合病院に電話をしたら救急外来が混雑しているけれど、来るだけ来てみなさいと。雫さんに運転してもらって駆け込んでみると電話のときのピークは過ぎたのかもともと混雑していなかったのか、すんなり診察に回されました。

ここら辺の経過はほとんど覚えていませんが、あとから情報を加えると、触診とか心電図とかCTスキャンでわかったのが胆石。しかも胆道と胆嚢の接点に確認されステンドを入れて胆道確保の必要アリと。しかし場所が悪く胆嚢を傷つける恐れが出ていてそれやっちゃうと最悪重篤化と脅されたようですが、朦朧としていたのでそのまま内視鏡処置へ。

この頃すでに意識はありません。内視鏡は口から入れられたようで(マウスピース咥えていた)すがあれが体内を蛇行した感覚が無い。←干支的な表現できたよ

この一連のフェイズ進行の最中、胆石は発見場所から砕けて落ちてしまったらしく、ステンド処置も必要なく内視鏡自体も短時間で抜き取られ。朦朧としたまま病室までストレッチャー搬送され点滴の管につながれておりました。

年越しのさ中にお騒がせして申し訳ありません。膵臓も弱ってるってことで診察は続いております。

Gott nytt år 2025

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さわしかのつのおつる

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大鹿の角が落ちて生え変わる頃を「麋角解」と呼びならわします。麋、が大鹿のことなんですが、これはヘラジカのことらしく、そんなもん日本にゃいねーぞと言いたくなる。ずーっと小型化されたニホンカモシカというのは棲息しているけれど、あれはウシの仲間です。二十四節気も七十二候も中国由来だなあと思わされるのはこういうときです。2024年は本日から30日くらいまでが、この「さわしかのつのおつる」の頃に当てはまるのです。

日本には棲息していないヘラジカですが、かつてジムニー1300に「ELK」という限定モデルがありました。「エルク」というのはヨーロッパにおけるヘラジカのことを意味します。北米のヘラジカは「ムース」。北米ではエルクはヘラジカよりは小さなワピチを示すそうです。

「連峰」とか「山脈」を持ってきたジムニーシエラに対して、もうすぐ出てくるロングには「ジムニーエルク」(ヤマとシカで、シエラより小さいのが難点)と呼んだらしっくりするように思います。

まあそうなのよ、ジムニーノマドなどと呼んでもらいたくないからだよ。

 

駆け込みの師走

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この時点ではメーターの撮影をしていませんが、積算走行距離が949300キロになりました。これでなんとか年内には95万キロに届く(んじゃないかな?な)見通しです。とはいえそのペースで走ると社会悪にもとられそうな燃料消費です。長年通っているセルフスタンドの経営者は変わっていますが、以前の会社の会員情報が引き継がれ、今の経営者の割引クーポンと併せて計4円引きになるのはありがたい。さてあと何日でこれを走りきれるか、予想できた方はコメント欄にどうぞ。