お客さんから「ふきのとう」をもらいました。
大方の人は「天ぷら」「ふき味噌」を作ったりされますね!
私は、ちょっと違った「ふきのとうの佃煮」を紹介します。
まず、ふきのとうを綺麗に洗い、ざるで水気を切って置きます。
鍋に湯を沸かし、沸騰したらふきのとうをガバッと放り込みます。又、沸騰したら「木灰」なければ「炭酸」を菜箸の先に少量すくい取り沸騰した鍋に菜箸を差し入れます。
すると、一気に「ぶぁっ」と「泡」が立ち「黄色」いふきのとうの「アク」が出たら、手早くざるにて水気を切り、冷水に浸けてあら熱を取りしばらく流水でふきのとうを「さらし」ます。
まずは、此処まで第1段階!
流水でさらした「ふきのとう」をざるで水気を切り、手で「ギュッ」と固く絞ります。
此処から「炊く」段階です!
鍋に固く絞ったふきのとうを入れて「出汁」をかぶる位入れ菜箸でふきのとうをほぐして見て、出汁が少ないようなら足して下さいね!
鍋を火にかけ、調味料は、味醂少々薄口醤油も少々を入れ炊き始めます。
次に「梅干し」ですが、必ず「天日干し」にした梅干しを使用する事「生漬けの梅干し」は絶対にダメ!
本漬けの梅干しを指でちぎり鍋に入れます!梅干しの量は好みでどうぞ!だいたい、生の状態のふきのとうが両手ですくった位で大粒の梅干しを2個位かな?
種も一緒に放り込んでも良い!
材料、調味料はこれだけです。
後はひたすら「コトコト」汁気が無くなるまで炊くだけです。
一度試した見て下さい。
春になって来ると、人間の体は「ほろ苦い」食物を欲しがります。
これは、冬の間に体が冷えたりで「新陳代謝」が悪くなる為に体内に「毒素」が溜まるようで「ほろ苦さ」を求めるんだとか!
ほろ苦さは大人の味ですね。
これは、余談ですが昔から中国では、一流の料理人は「苦さを旨みに変える」と言う言葉があります!
これは、私がしていた「京料理」の世界でも云われていて又、ダメな料理人は「甘さで味を誤魔化す」と言う言葉がありますね!
料理人は「甘口」では通用しません!
サァ、私の炊いた「ふきのとう」苦さが旨さに変わっているかな?
神威に確かめに来て下さい。