盛岡市内にちょっと奇妙なハンバーグレストランの看板を出す店があることは、そこを通りかかって知っていました。なぜかにこにこしたドアマンらしき紳士が佇んでいるのも見かけたことがあります。でも通りかかっただけで立ち寄ったことが無かった。
それが、知らないことの恥。
先日、再びそこを通りかかったとき、ざざっと雨が降ってきて、こりゃいかんとその店に飛び込んだのです。あれ?あのドアマンはいなかった。
それにしても界隈の飲食店が11時からというなか、10時過ぎに入店できるレストランとはありがたい。しかし入るや否や「テーブル席にしますか、座敷にしますか?」って、なにそれ座敷?? 盛岡ってときどき不思議なところだなあと、ちょっと覗かせてもらったら二階にほんとに座敷があるではありませんか。
不思議というより、変だっ(良い意味で、です)
そこは遠慮して階下のテーブル席に座った途端、テーブルに見覚えのある衝立のようなお品書き板が建てかけられ、おいっ? ここはっ・・・
知らなかったのですよ。この「ベル」という店が、あの「びっくりドンキー」発祥の、70年代から操業している1号店ともいうべきレストランであったことを。ドアマンの紳士は初代の店長で、昨年いっぱいで引退されたのだとか。
うわー、知らずに通り過ぎていた自分はなんだかとっても損をしたような気分になりましたよ。勉強させていただきましたですよ。
懐かしいですね。子供の頃に何度か親に連れられて行きましたが、ちょっと高級、というか、大人の雰囲気の店でした。
びっくりドンキーとの関係も後に知りましたが、外観がドンキー風になってからは、行ってませんねえ。
そもそも「ドンキー」って北海道の企業・・・と、途中からの歴史しか知りませんでした。
このお店、外観は昔のスタイルに戻した方が良いのではないかと思いますが、
味に関しては各地のチェーン店とはちょっと違う、さすが1号店というおいしさですね。