ときどき出かけていた石岡市の喫茶店のマダムが申し訳なさそうに告げまして、ちょっと残念なことになりました。といってもすちゃらかな僕ですから平日に仕事をうっちゃって訪ねればいいんですが(事実このとき平日だったし)、それを言ったらさらに申し訳ないという顔になられてしまいました。
様々なジャンルの書籍が犇めく本棚が特徴のお店で見つけたのは、常陸国風土記の解説本で、これを読ませていただくのに通い出したのですが、読んでいられるのは注文した料理が届くまでなのでなかなか読み終えることもなく、食事の前に書籍を汚さないよう棚に戻すのです。6年ほど前、コロナ禍の始まりと同時に始められたお店は、開店休業続きで営業実績を数字化できずに公的援助金を受けられず苦労されたそうですが、何とか乗り切っておられます。
ここにこんな路地があったの? という、しかも先には車が通行できなくなる狭さの道となるため、隠れ家のような立地が駅近くにある。学生の頃は都内だったから車無しの暮らしで、こういう路地裏店舗を見つけるのが楽しかったのです。幸いにもここは袋小路の手前に同店の駐車場があります。ホットサンドとブレンドの組み合わせは逸品です。面白いのは若いお客さんがトイレの場所を尋ねるときで、まさかそういう仕掛けになっているとは思わんだろうと・・・