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  ~懲りない傾向~

干支供養の日

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干支を供養するという行事が愛知県瀬戸市で毎年2月11日に開かれているそうです。前年に家運を護ってくれた干支の置物を供養し土に還すという趣旨で、同市に所在する陶磁器メーカー中外陶園が主催するもので、「土」の字を分解すれば「十」「一」になるので正月が過ぎてからのこの日に供養祭を行うのだとか。あっ、そういうこと(主催者が陶磁器メーカー)ですから、干支の置物といっても陶磁器製品以外は受け付けていないようです。

干支の置物といえば、うちにも鋳物の製品が12体あるんだけれど、昔は床の間にその年の干支として一年間飾っておりましたね。今は家族の干支の分しか出さないので十二年に一度きりの飾りつけになってしまいました(めんどくさがるなよ)。あれで殴られたらほんとに痛いじゃすまないずっしりしたもので、1体ずつ桐箱に入っているので収納片付けはしやすいけど嵩張ります。だけど鋳物じゃこの供養祭では受け付けてくれない(笑)

干支の小物といえばあいつらが揃っています。これも樹脂と磁石の製品だから供養祭には出せないのですが、処分するつもりもないから末永く愛でてあげることにします。

 

それでも泣けてくる支払い額

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1月末の給油のときのものです。BLUEらすかるΩの給油が25日で、こちらが29日。単価は上がっているかと思ったら1円安くなっていてくれました。レギュラーガソリンの小売価格は1ℓ174円。ENEOSアプリとスタンドのクーポン併用で4円引きになっています。この当日ごろ、茨城県内はセルフで177円の全国平均単価で、46都道府県(沖縄県が統計に含まれていない)第14位でした。トリップメーターの写真を撮り忘れてしまいましたが、512キロ走っての給油です。

リッター11キロにわずかに及ばず苦笑いしてます。TD61Wは4ATしかない車種で、BLUEらすかるについて言えばガード類による重量増やタイヤの大径化などで燃費を出すには条件が良くないけれども、カタログ燃費(リッター10キロ)を上回れているのでそこが免罪符。それでもこの支払額はとほほです。とほほ・・・とはいえ46位の高知県が199円に及んでいたのを知ると、しょーがないかとレシートを握りしめております。同日1位の和歌山県より1円安いとかも慰めです。

そろそろお役御免・・・と言えない愛着

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一番太っていた(今でも太いですよ)頃に買ったエドウィンもこの有様です。当時に比べれば程度問題程度にウエストの数字は小さくなっているので、こいつはベルトをさしてもずり落ちてしまうし、厚着をしてそれらを詰め物にしないと履けないくらいでかいサイズ。夏になったらひざ下を切り飛ばして半ズボンに・・・しようがないのです。新しいのを買えば済むことなんですが、これはこれで、寒いけど捨てられないから僕は断捨離下手な男なのです。

この膝、二年前にも扱っているんですが、だいぶ裂けましたねー。

どうせ呼ばれるだろう「ジムノマ」って

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乗ってもいない車のことなんか書ける材料ありませんが、巷の声は「遂に」よりも「エスクードノマドを思い出す」方が多い感じがして、ジムニーノマドのサブネーム効果は抜群です。スズキは長年これを作り出したかった。ここまでTD01Wに寄せてくるとは、スズキとしも理想のパッケージのはず。ジムニーから生まれたものはジムニーに還るということに、僕なんかは悲喜こもごもなのです。いやまあ「喜」の部分はあんまりないんですけどね。

NOMADEという言葉は、スズキでは1990年に商標登録していて、エスクードのロングモデル登場時に初めて世に出ているわけですが、登録時の表音は「ノメード」で、ひょっとすると「ノマド」表音の別な登録商標と被ったのかもしれません。そのあたりは邪推に過ぎませんが、エスクードにノマドのサブネームが付いていたのは案外短く、TD51Wや61Wが出てきた96年には廃止されています(この記事は間違い)。しかし商標自体は更新されてきたことで、ジムニーに活用されることになった。まー昨今の言葉略し文化的には、あっという間に「ジムノマ」なんて呼び方をされるんでしょう。ついでだからその際シエラは「ジムシー」←あのキャラが浮かんでしまう。

茶化すのはここまでとして、珍しくも二階堂裕さんがジムノマよりもエスクードノマドを褒めています。命名者は鈴木俊宏社長だそうな。エスクードのフレーム車体廃止を止められなかったことへの後悔がジムニーノマドの原点ということだそうで、そこはリップサービスだと感じるんですが、ほんとに書くの?エスクードを絡めたJCJ本(少なくとも一年半後に出すプランらしい)。エスクード本については一回ウソつかれているし、この路外軌道帖記事に使っているエスクードもノマドじゃないしで、先行きあてにはなりません。

ところで各車の室内長×室内幅×室内高(mm)

ジムノマ
1910×1275×1200
シエラ
1795×1300×1200

ハスラー
初代
2160×1295×1250mm
二代目
2215×1330×1270mm

エスクード(初代1600)
TA01W 1595×1275×1240mm
TD01W 1680×1310×1280mm

この数字をどう見るかは手にする人それぞれの印象と実感になると思いますが、エスクードのノマドの室内幅でも、二代目エスクに乗ると初代は「狭さ」を体感しました。ハスラーの二代目は数字だけならグランドエスクード並みです。室内高は210mmの最低地上高を確保しての相殺と思われます。世間では「4人乗ることはあまりない」という論評なので、そんなに窮屈さは感じないのかもしれません。しかしジムニーもいよいよ「都市型四駆」におさまっちゃうことを誰も言わない。

と思ったら注文受付停止とはみっともない・・・5万台のバックオーダーを読み違いするというのは、嬉しい悲鳴どころか能天気過ぎの経営です。しかしうがった見方をすると、こういうのって例のウイルス攻撃と似たり寄ったりで、スズキにとってはいい迷惑なんだろうなあ。口が裂けても迷惑とは言えないでしょうけど。

 

立春大吉

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暦の上で季節を四等分する夏至、冬至、春分、秋分を「四至(しし)」と呼び、それらの中間点が「四立(しりゅう)」とされています。冬至と春分の間に来るのが立春。古来ここから一年が始まるとされていて、一年の運気を方向づける重要な日だとも云われているのですが、案外、前日の「節分」にたいていの風物を持って行かれて知らないことが多いような気がします。元日もそうなんですけど、運を流さないよう風呂入っちゃいけないとか。

縁起物の食材もあるようで、豆腐を食うなら醤油などかけずに白いまま塩をかける。邪気を払うならその力を持つ小豆を使った大福。立春の朝に作られた生菓子と、正月7日目の七草粥や節分の福豆に連なって「長寿と繁栄を」(そりゃバルカン人の言葉だ)祈念する風習があるようです。

てことは、春めいた旬の食材ならそれもいいじゃん。と、寒ブリを食いたくなるこのアバウトな考え。寒ブリ漁のピークは立春の頃まででちょうど旬ですもん。煮魚は好まないので刺身か塩焼きが僕の好物です。ただ、漢字で記す鰤というのは師走によく獲れるので魚に師なんだそうです。暮れのうちに食っていてもよかったのかー。

しかし呑気なことも言っていられなくて、ブリに関して漁獲量の枠が定められ4月から実施されることで、獲りすぎが戒められると。海洋環境が変化しているってことなんでしょう。クロマグロもそうやって水産資源として管理されてきたから、当面は影響軽微なブリも長期的には漁獲高の維持が課題になるのは避けられないようです。水産庁によると今後は鰆も検討対象になるとか。

年がら年中食っているから知らなかったよ晦日蕎麦

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年越し蕎麦のことではないのです。勉強してみたら江戸時代に始まった風習で、「月の終わりに縁起担ぎで食う蕎麦のことを晦日蕎麦」と呼ぶそうで、1月31日なんて月間そのものが「晦日正月」とも云われているとか。文明開化のあおりなのか年がら年中食ってるじゃないかなのか、明治になって廃れたらしいですが、蕎麦のごとく細くても長く続く一生を祈願するとか、蕎麦の歯切れ良さにあやかって悪縁を断ち切るという趣向は12月31日の年越し蕎麦と変わりません。

蕎麦というと、江戸時代ではポピュラーな食い物だと思えるし、そこにわざわざ「月末の区切り」という粋なゲン担ぎを練り込みちょっと特別な愉しみを味わっていた昔の人はなかなかの文化人だと感じます。年越し入院で大晦日は病院食でもかけそば(蕎麦とつゆを別々に配膳する配慮が良かったですよ)は食えましたが、年が明けてからまだ行きつけの蕎麦屋に出かけていないので、本日の夕飯は天ざるにします。

晦日正月には、松の内に立ち寄れなかった年始相手を訪ねるという地方もあるそうで、ちょうどいいのです。はい? ジムニーのロング発表された? そんなの後回しですよ。

上がり続けて何が大変かって

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世間ではリッター185円平均(首都圏)だというレギュラーガソリン小売価格は、国によると「まだ補助金出しているから200円にはならないだろう」って、どの口が言ってやがるなふざけた政策途上です。BLUEらすかるもBLUEらすかるΩも燃料タンクは大盤振る舞いの70リットルですから、500キロくらい走ってフルタンクにするともう泣けてくるわけです。この車体にしてこの容量、スズキも六気筒エンジン開発時には燃費に自信が無かったんでしょう。

しかし大事なことですが、500キロは余裕で走れるのがTD61Wの底力。やろうと思えばさらに100キロを上乗せできます。TD51Wで850キロ走らせる友人もいます。でもこの友人、周囲のトラフィックの流れを阻害する走らせ方でもないのです。そういった運転は見習わねばならんよねと真似をすることと、行きつけのセルフスタンド経営者が頑張ってくれているおかげで、250キロでの給油においてなんとかカタログ燃費のリッター10キロを上回れています。

la Alasita そんな祭があるのっ?

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「嵐田さんからはラテンのイメージがする」と、僕を評したのはまだネット上の交流しかしていなかった頃のBlackcat-Utaさんでしたが、そんな彼女でさえこんな祭りと市が実在することは知らなかったと思われます。「ラ・アラシタ」(「タ」が濁ってねーじゃん)ですってよ。知りませんでしたよ僕も。毎年1月24日に、ボリビア・ラパスの広場やストリート上で2週間ほど開かれ、福の神エケコに備えるための供物があちこちで売られるのだそうです。

エケコ神には供物として「自分が欲しい物」を捧げて1年間祀り、アンデスに伝わる祭儀に奉納するとか、教会で祝福を受けるなどの祈願をするようで、欲しい物はほぼありとあらゆるものがミニチュアになっていて、このラ・アラシタの市で買えるという面白い趣向。現地に伝わるティワナク文化の神事がインカ帝国に受け継がれたものと云われ、祈願成就するなら、1年後に実物を手に入れられる(ほんと?)

Alasitaとはその文化の継承者の一部である先住民族アイマラ族が用いる言語・アイマラ語で、これはボリビアとペルーの公用語。語意は「買っておくれ」というものです。いや嵐田雷蔵は「Arashida Raizou」ですからほとんど関係ないんですが、かつてラテンのイメージを投げかけていたらしい印象と無理やり結びつけたくなるじゃありませんか。だけどさすがに2週間以内にあっちに行ってエケコ神に供物捧げてくる余裕も時間も無いんだよなあ。

凍てつくほどでもない大寒 それは都会の話

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3月並みの陽気だということですが、つくばーど基地の明け方は氷点下となる日が続いています。ふと気がつけば大寒だもんね。幸いなのか残念なのかは定かでありませんが、ここしばらくは雪の降っている方面への仕事が無いので、先日の成人の日連休のときに油脂類点検を行い、残量の少なくなっていたウインドウォッシャー液を補充。水道水で希釈する割合を低くしてタンクの八分目まで満たしました。これで関東地方ならば凍ることはないでしょう。

走行時間が長いこともあり、バッテリーの充電もうまく行っているのですが、あらためて確認すると「4年1月」と記されている。これってこのバッテリーを取りつけたのが「令和4年」ということだよね。西暦で2004年を略しても0は付けるよね。むー・・・換え時といえば換え時か。そろそろ新調した方がいいのかも。ワイパーブレードも昨年夏の酷暑で材質の劣化が著しく進んだようなので、近々いっしょに買い付けに行こうと思います。

30年

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阪神淡路大震災の記録撮影は、当時応援に行った大阪の支社にすべて置いてきてしまい手元には何もありません。記憶だけは残っていて、あとから現地にほんの少しだけ出ただけでしたが、まさかの東日本大震災を仙台でくらった折に役立つものがありました。その後神戸を訪ねる機会はなく、10年前に広島県に向かう途上立ち寄っただけですが、そのときは高速道路の橋脚が破壊され桁が落ちていた風景はかけらもありませんでした。

「震災の記憶は我々でさえ風化しますよ。それは仕方のないことで、それでは何を伝えていくのかと言えば、あの惨状からどうやって、何をやって復興を進めてきたかを重視すべきです」

昨年秋、南三陸町の町長さんにお会いしたとき、そのような話を聞かせてもらいました。阪神と淡路の人々も、そうやって30年を過ごしてきたのだと思います。今年の年賀状に、ずっと神戸の支所で仕事を続けてきた同僚が、離職した旨のメッセージを綴っていました。彼も直向きに震災の記録集めと復興の道のりを歩んできた一人です。大阪との折り合いが悪かったと聞いていましたから、やることやりきって飛び出していったのだなと感じました。