Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

さくらはじめてひらく

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花見をやってしまってから七十二候の「桜始開」を話題にするのもあほみたいですが、暦の上でも2025年は3月25日あたりから29日の数日間がこれに当てはまり、エドヒガンや大島桜からソメイヨシノへと移り変わる時期にも重なります。なんだってまた、ソメイヨシノは寒暖の差による開花ずれがあるとしても一斉に咲き出すのかと首をかしげていたら、「ソメイヨシノはエドヒガンと大島桜などから交配され創り出された鑑賞用で、それらの成り立ちはほぼクローン」と教えられました。

この物知りの知人によれば、エドヒガンなどの原種を辿っていくとヒマラヤザクラという品種に遡り、2000mを超える高地で棲息していたことや、25000年前の化石も存在するとか。ソメイヨシノなどは近代日本の名物であり、古来花見とはヤマザクラのような群生を眺めていたものなのだそうです。

知らなかったよ、やっぱりつくばーど®の花見は気が早かったんだよ。天狗の森でヤマザクラが観られるのはこれから半月以上先だもの。

それは違うと思う

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そもそもが2017年末に登場して、既にモデル末期とも言うべきクルマに鞭打つ「ぱっとしない」記事がもうピンボケです。クロスビーが世に出てきた背景といえば、その一つ前に出ていたイグニスがコンパクトカーでありながら室内空間の狭さを指摘され、これを挽回するために用意されたのです。確かにハスラーと比べればマッチョで、シャープさに欠けてはいましたが、確信犯的なハスラー似をジャッジするならば、ぶさかわいい部類で巷では今でもちゃんと見かける。

ドライに見たら、この車格で5人乗ったら結局は窮屈になるのは明白です。しかし取り回しの良さを見据えて、イグニスからの挽回策としてコンパクトビークルにそこそこの空間をもたらしたことで、クロスビーは役目を果たしていると思います。仮に、このクルマをジムニー寄りにデザインしたら、ジムノマの立ち位置が揺らいだかもしれない(まあそんなことはないけど)。またぞろ押し出し重視の顔つきが散乱してきたスズキのコンパクトカーの面白みの無さを考えたら、ハスラーっぽい落としどころは良い線を行っているのです。

8年といえば、歴代のエスクードがモデル末期に差し掛かった頃(三代目はもう少し長かった)で、茶化したいのか応援したいのかをはっきりしてもらうなら、良いところを見出して次のモデルなのかブランニューの登場なのかを占いながら、未来のことを書いてもらいたいです。記事自ら「フューチャーしてみたい」などと間違い英語(フィーチャーでしょ?)を使っちゃってるついでにね。

 

すずめ はじめて すくう

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「雀始巣」という七十二候の時期となりました。春の彼岸も明日までということで、暑さ寒さの境目に我々は居るようです。雀もぼちぼち営巣を始めて繁殖に備える時期として、今頃が言葉と暦に現れています。

「雀の巣も構うに溜まる」とも言われる雀。たかがスズメ、されどスズメというわけですね。「雀の角」という逆説もありますけど。

単位あたりが僅かな量でも、積み重ねていけば巨大なものとなる。 弱者の武装などおそるるに足らぬ。どっちが真理なのかと考えながらもそこは判官びいきしたくなるじゃないですか。

何の話かって、1キロ進まないとその先に行けないもどかしさを抱えながら自分の車を走らせている日常についてです。ぼちぼちスタッドレスタイヤを換装してもいい頃合いか・・・

 

十六団子と神去来

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東北勤務時代、北東北の町々で「十六団子」を御呼ばれする機会が何度かありました。山の神が里へ下りてきて、ぼちぼち田畑を耕す人々を支えてあげるぞという時期が3月16日のこととされ、出迎えのために団子を16個備える風習です。それとは別に、里人が食する分をいただいたのですが、地元に戻って来てからは、うちの方ではそういう習慣は残っていなくて、山の神には赤飯を備えるのがならわしで、それは旧暦の11月のことです。

これもまた十六団子に似たもので、一年間農耕を支えてくれた山の神が帰っていく際、土産代わりに食ってもらうわけです。ただ地元で・・・というか少なくとも我が家では3月の十六団子はやっていません。罰当たりにも団子はお茶うけとなって自分の胃袋におさまってしまうのでした。

若返っちまったぜ

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1月末にBLUEらすかるのバッテリーとワイパーブレードを交換しまして、領収書やら保証書やらをほったらかしにしていたので片づけていたのですよ。

これ何かあったとき、保証書的に虚偽の記載だとか言われないだろうな?(俺が書き込んだんじゃないけどさ)

すごもりむしとをひらく

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二十四節気の三番目となる啓蟄です。これを「すごもりむしとをひらく」(蟄虫啓戸)と呼ぶのですが、啓蟄自体は天体の運行と暦の関係から何年周期かでずれが生じ、ここ数年は3月5日(一昨年と再来年は6日)に巡ってきます。誰がどう定義したか知りませんが、古代中国あたりで「春分の日の太陽の角度である黄経度を0度とした場合に345度となる瞬間」をそのように決めたらしい。ことしはその瞬間が本日3月5日 17:07だそうです。

ただし暦の上では、瞬間ではなくここから二週間ほどを啓蟄としており、土の中で越冬していた虫・・・だけではなく小動物たちが覚醒して地上に現れる時期と言われています。だから蟄虫啓戸。この時期、寒冷前線が通過すると春雷もとどろきます。「虫出しの雷」とも言われ、それを合図に虫や小動物たちが冬眠から覚めて活動を始めるということです。土のコースを踏みつけて霜柱にタイヤをとられることも無くなった分、ミミズだオケラだを踏み潰さないようにしないといけませんね。

とか思ってるそばから書いたとおりに南岸低気圧と寒気が待ち合わせしやがって、寒の戻りで何が啓蟄だこのやろー、という雪天です。裏山あたりは日本海側や北の方に比べたら笑われる程度の積雪にしかなっていませんが、寒いものは寒い。この冬の山道は乾燥しきった木の枝に雪の荷重がかかってか、ぽきぽき折れて路上に散乱しています。めんどくさいけどいちいち降りてどかしてきました。うっかり踏み抜くとパンクしかねないのでご注意を。

なんですかその程度の雪降りで!

霙さんから送られてきました。おぉ、幌車活躍しとるなあ。

新潟ほどじゃないけど5日の朝の通勤がどうなことやら・・・

 

幌エスクやフィガロよりも、の結婚34年目

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結婚34年はオパール婚式です。
結婚記念日には、周年ごとに名前が付けられており、結婚34年はオパール(Opal)にちなんでオパール婚式と呼ばれています。と、生成AIが勝手に言うわけです。

へ?・・・〇〇婚というのは15年目以降は5年単位でしか出てこないものじゃなかったのか?

案の定、たいていの結婚式場サイトや宝飾関係サイトを見ても見当たりません「オパール婚」。しかしAIが文言生成したらしい根拠は見つかりました。記念日プロデュースの家とやらが一覧としている「結婚記念日」

・・・確かに34年目にオパールがありますが、解説が何もないではないか!(生成AIのあほんだらーっ)

オパールと言えば僕の誕生石ではあります。でもって子供の頃、ニューギニアの奥地の洞窟内に巨大なやつが眠っていて、悪党の日本人が持って帰ってきちゃうんですが水虫治療の赤外線が誤射され・・・というこわーい記憶があります。

そんな物騒なもの(いやそもそもそれはオパールじゃない)、結婚記念日の周年石にされてもなあ。って笑い話をしたんですが、雫さんには通じませんでした。

祓い清めて一年の切り替え

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日本では2月の初旬に節分と立春が巡って1年の橋渡しになりますが、主にヨーロッパでは2月の終わりにこれが行われ、3月が1年の始まりとなるようです。もともと向こうの暦は古代において1月と2月が無かった。ユリウス暦が出来上がるまでの経緯を書き出すとめんどくさいので、国立天文台の解説が参考文献となります。後に加わる1月は、過去と未来を見つめるそれぞれの顔を持った門の守護神Janusに由来し、2月は災厄を清め払う祭事februareから持ってきたということです。

あちらでは28日ないし29日をかけて、前年に蓄積された悪いものを浄化し、3月から心機一転のもと農耕にいそしんできたのでしょう。我々の住むところとこの時代にあっては年度末が攻めてくるのである意味師走よりも慌ただしいんですが、啓蟄のある3月を控えて農家の方々もゆるゆると動き始めたみたいです。

上の写真、朝起き出したら凄い霧で「あー、少しは暖かくなったのか」と思ったけどなんだか焦げ臭い。縁側からの眺めに違和感を覚えて庭に出たら、近所でやっている野焼きの煙でした。これも土の祓い清めかもしれません。

そろそろ警報

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寒さがいくらか緩んで、裏山のスギ花粉も基地を襲い始めました。僕以外の家族は対策の薬を処方してもらわねばなりません。

僕自身もそろそろ発症するのかなあと思いながら、思い始めてもう10年になります。生まれ育って耐性がついてるなんてことはないよね?

案外自分の都合な前向き駐車

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出かけた先の駐車場で前進してクルマを停めるか後退で駐車ブースに入れるかで、日本と欧米では典型的に違いがあるという「それはこういうことらしい」の、一年くらい前の記事が「なるほどそういうことでしたか」と面白かったのですが、巷の話を耳にすると「欧米の駐車方法は安全面でも古臭い」といった声も聞かれます。言われてみるとサービスエリアではほとんどが前向き駐車となるよう誘導されています。

ですが、なぜか近所のスーパーマーケットやファミレスに行くとそうでもない。駐車場所の配置のせいとも思えないのですが、来客は8割が後退でブースに停めている。昨今ハッチバックのクルマが多いし荷室に買い物袋を入れるのに便利かなと考えるも、そういうお客はあまりいない。つまるところ「そこから出庫させるときに合理的で安全」という考えが浸透しているみたいです。僕は頭から入れてしまうのですがこれは欧州かぶれしていた親父の教えでした。

曰く「安全確認なんか当然の話で、バックで出す方がハンドルの切れ角を大きく使える」という、狭いブースから出るときの親父の「俺様理論」によるものです。

「なんで頭から入れるの、出るとき危ないじゃない」と、親父に対して一世代下がった家族からは言われるわけです。が、何でと言われてもなあと説明する術がありません。そうか俺の駐車方法は古臭いのか・・・と思っていたら

近所のコンビニだと来客全部が前向きに車入れてるじゃねーかよ!