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  ~懲りない傾向~

日頃の行いが良くない前提で

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日本の田舎に住んでいて、農耕を営んでいるわけではなく、聖書を読むこともない自分にとって、「コーンムーン」「ハーヴェストムーン」「ブラッドムーン」について深々と物語るものではないよという自覚と自戒は必要だと感じています。前二者はネイティブアメリカンの文化に基づき、三つめはそこに移住してきた人々の宗教観ですから、少なくとも僕はその受け売りをするだけのけっこう無責任なところにいるのです(結局書きなぐるのかよ)

ネイティブアメリカンの先住民たちには、いくつかの穀物を栽培する季節感と、その収穫の目安として月の満ち欠けを数えていた。北米も広いけれども、そのような文明が存在した背景には、はっきりとした四季の変化があったのだとイメージできます。インドに着いたと間違えてしまったコロンブスの大陸発見以降、支配者が変わり統括され言語もほぼまとめられて、それぞれの固有名詞を受け売りしているのが現代。だからネイティブの時代の「トウモロコシ(コーン=穀物)」「収穫」といった言葉にもおそらく、源流があるはずです。

それらを9月の満月に当てはめていった文化は、とても豊かで哲学的なものの考え方だったと思います。むしろ「月が血のように染まる」といった宗教観を自然現象に持ち込んでいく方がよほど俗っぽい。現代の我々は、地球の大気層を通過した太陽の光から、青い波長が拡散され赤い波長が強調されるという科学的な解釈を得ています。皆既月食は地球が太陽と月の間に入る位置関係で地球の影が月を隠し、その際に太陽光の分散が起きて赤黒い月面を見ることになる。「ブラッドムーン」なんてなんとも大仰な呼び方をしますが、それだけのことなのです。

昨日の夜から本日の夜明け前まで、この9月の満月は皆既月食となる軌道にあります。夜中じゅう起きていられて、空が曇っていなければこれを眺めることはできるのですが、表題の通り、僕は日頃の行いが良くないので、天候についてはこういうときに万が一のことが起きて、「自称晴れ男」の効能が奪われがちだし、そもそも起きていられるかどうかもわかりません。さきほど庭に出てみたら天気は良くて、頭上に輝いてました。肉眼ではまだ欠けはじめかどうかわかりません。

 

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