令和第四の「仮面ライダー」が始まるのですが、随所に過去のライダーモチーフをちりばめ、新たに変身ドライバーを襷掛けするというアイデアを投じても、世界観構築のために必要以上に複雑化する脚本はどうにかならないのかと思うと、やっぱり敬遠気味になります。ありていに言えば、この仮面ライダーはかっこいいなと、今回も感じられない。そこがもう脳軟化症で自分のせいなんですけど、興味の対象は乗ってる方じゃなくて乗り物の方に行ってしまってます。
昨今、ライダーマシンもいろいろなものに変形しますが、今回は何度目かの人型ロボットになるようで、司令塔のような役目も持たされているみたいです。あー、ついに主人公、AIに操られてしまうのか? そこは重視されないんでしょうけど、むしろそれを掘り下げた方が元祖原作者っぽい気がします。悪夢にうなされる人々の夢の中に飛び込む、という設定は、とうの昔に夢枕獏さんがやってますから。