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  ~懲りない傾向~

夏痩に良しといふ物そ

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大伴家持が友人の石麻呂に宛てて詠んだ歌が万葉集にあります。

石麻呂にわれ物申す 夏痩に良しといふ物そ 鰻取り食(め)せ

この頃、蒲焼という調理方法があったとは思えませんが、奈良時代の人々はすでに夏バテ対策として鰻(むなぎ、と言っていたらしい)を知っていたことになります。もちろん「土用の丑の日」とのかかわりは平賀源内です。

大伴家持が鰻に対して詠んでいるのは「夏痩せ」に良いという知識。実は僕、仙台時代の体重から遂に50キロの減となりまして二桁台に戻っております(従前の目方が笑えねーよ)。その頃作った仕事用のスーツがでかいんですよ。ウエストなんか座布団二つ折りにして突っ込めるんですよ。これはもう夏痩せといって差し支えないよね。

「そんなわけでだ、7月19日は『一の丑』だから晩飯に鰻重を食うぞ!」

「うどんだって梅干しだっていいのよ? 『う』の付く食べ物で胃にやさしくしなさい!」

なんで知ってるんだ丑の日の推奨献立・・・

「それから明日の晩御飯ですけどね」

「な、なんだよ?」

「妙高高原のつくばーど®で、晩御飯は『空飛ブウサギ』さんでしょ?」

 

あ・・・

 

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