「初恋の日」と「たまごかけごはんの日」が同居している10月30日。朝飯に林檎をかじるか生卵をご飯にかけて食うかを、ちょっと迷っていると、両方出してあげるわよと家内は前日の買い出しで、地元にも出回ってきたシナノスイートと卵のパッケージを入れていきます。なぜ林檎? と言えば「初恋の日」のもとになった島崎藤村の「初恋」という詩の中に林檎が登場してくるからです。制定されたのは後年のことですが、この詩が書かれたのはいまから120年ほど前です。
たまごかけごはんは・・・「日本たまごかけごはん楽会」(島根県)が2005年に制定したものですが、毎年学術民族博物的なシンポジウムが開かれているそうです。早食い大会などもやっているようです。10月30日、78年前のアメリカでは「火星人が攻めてきた」というオーソン・ウェルズのラジオ放送で国中がパニックに陥った史実がありますが、我が家では「宇宙戦争」なんか知ってる家族がいないので、朝飯の献立ばなしでほのぼのと盛り上がるのであります。