アメリカ人もこういう語呂合わせが好きなんだと思わされましたが、5月4日は「スターウォーズの日」なんだそうです。「フォースと共にあれ」というセリフ、「May the Force be with you」のMay the Forceが5月4日と解釈されている。長いこと「フォース」を「理力」と訳された時代を過ごしてきたから、この語呂合わせは僕の中にはまあ存在しませんわ。でもエピソードⅣの日本公開から今年は45年にあたるので、この話題に今頃触れてもいいか。
日本語に置き換えると、たぶん「ご武運を」なんでしょうけど、スターウォーズと言えば「隠し砦の三悪人」。いろいろ逡巡して、上原美佐さん演ずる雪姫が、仲間を裏切って彼女を助けるに至った敵の大将・田所兵衛に告げた「犬死に無用! 志あらば続け!」が近いのかもしれません。上原さんの寝姿、スターウォーズでキャリー・フィッシャーが牢獄で発見されるときの姿にも用いられてます。隠し砦~は封切りから本年65年めです。
しかしとりあえずスターウォーズはアメリカ映画。「フォースと共にあれ」という言葉は、ローマカトリックで使われている「The Lord be with you」が源流にあるのだろうと感じます。ただ、ジェダイのしきたりと宗教観にどれほどの近接点があるかは不明ですし、少なくとも彼らは「主と共にあらん」という意味では使用していません。フォースに関しては宗教観ゼロとは言えませんが、より自然科学に依っているはずです。