Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

シン・ギ のほどはともかくも

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庵野秀明さんでウルトラマンなんて、話題をさらわずにはいられない献立です。ほんとなの? 円谷プロでは関与していない噂話だということですが。

で、この「シン・ウルトラマン」のために「シン・エヴァンゲリオン劇場版●」が先送りされるかもしれない可能性も示唆されているらしい(あーうっとーしい)と。まあそっちの方は僕個人にはどうだっていいことですが。

学生時代の庵野さんは、自ら監督出演で「帰ってきたウルトラマン」を制作したことで有名です。そういうバックボーンを基に出てくる噂というのは、どうしても尾ひれがついてくる。

いずれ真偽のほどははっきりするでしょうから、こういうときは悪乗り企画を妄想すべきで(そうなのか?)、この際だから「プロになってからの時代、ウルトラマンを撮る庵野監督を主人公にした特撮現場ドラマ」を、安田顕さん主演で作ってしまったら面白いでしょうよ。

グリフォン復活

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やれ30周年だ新規のEzyだ企画展だグッズ展開だと大賑わいだった昨年。まあ新作に関してはなかなか確たる話題が進展してもいませんけれど、「ON TELEVISION」47話分はWOWOW枠で放送が行われ、2月いっぱいで終了しました。

間髪入れずに本日から、「NEW OVA」が始まるというのは、予感していただけにうれしいことです。

巷の噂では、新規に作られている「機動警察パトレイバーEzy」の物語は、この「NEW OVA」よりあとの近未来であるらしい。イングラム世代のレイバーはずいぶんと旧世代の機体になってしまうだけに、以前の最新鋭で金食い虫という設定は急転するのかもしれません。しかし「いつまで使ってんのそのポンコツ」というフレーズもまた似合いそうですから、30年以上が経過するなかで不変で普遍の軸となりえる機体なのです。あ・・・なんかそれうちのエスクードみたいだよ。

とりあえず、その布石になるのかならないのか、まずはグリフォン復活から録画開始です。でも買っちゃったDVDも見返すわけです(笑)

ガガガという間に最終回

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いろいろ思うところがないわけでもないのですが、秀作の多いドラマ10の中でも格段作り込まれて面白かった「トクサツガガガ」も、いよいよ最終回のようです。

番組が終わるまで原作コミックは読まずに過ごしていますから、あくまでドラマ側だけについての話で言うと、これができるなら、怪奇大作戦だって引き取ったNHKに、直球路線で特撮ヒーローものをやってもらってもいいではないかと。

このドラマは特撮ファンを描いたもので、特撮ヒーローはガジェットのひとつにすぎない。そこがある意味けれんであり照れ隠し。だからまだ、等身大でも巨大でも、仮面や特殊スーツで身を固めた正義の味方が市民権を得ているとは言い難い。けれども、トクサツガガガは一つの突破口を提案したとも思えます。この照れ隠しな部分を拭い去り、斜に構えない、しかも戦隊でもライダーでもない(もちろんウルトラでもない)特撮ヒーローを生き残らせる試みを続けてほしいと感じます。

まあその前にね、たった7話で終わっちゃうのか! なんですけどね。

 

いろいろそうじゃないんだ・・・けれど

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先の連休中に観に行っていた「FAST MAN」だったんですが、自分の思い込みで観ちゃったものだから、いろいろと「そうじゃないんだ、それじゃないんだよ」感ばかりが先立ち、しばし放置しておりました。

これは1969年、人類初の月面着陸を果たしたアポロ11号のキャプテン、ニール・アームストロング飛行士の物語。その史実に沿って展開していきます。

が、50年前に宇宙中継のニュースとしてリアルタイムでそれを見聞きし、翌年の大阪万博で実際に月の石を延々並んだ末に見学してきた自分にとって、この歴史はどうにも明るく輝かしい科学技術の時代として、子供心に能天気な刷り込みをされていたようです。

映画の方は、同名小説作品をさらにダイジェストして、ニールのテストパイロット時代から月着陸までに絞ってまとめられていますが、強靭な肉体と精神力でもって私的にも公的にも寡黙で冷静なくてはならない宇宙飛行士を描きながら、その任務に就くこととなった一人のアメリカ人の、言葉に出てこない葛藤を滲み出させる物語です。

そうなるともう、途中に様々な山場と思しきアクシデントや事故やが挟まれるも、11号の打ち上げまでがそれこそ月と地球の距離感くらい長い。こりゃあ当時の自分が見せられたら居眠りします。大人の世界のメンタルが理解できないもの。しかもニールとバズ(オルドリン)が月に降り立ったところでこの映画は当然、終幕です。えっ、そこまで?

当時と言えば、強いアメリカが標榜された時代。にもかかわらずそのような「どうだまいったか」感のない、むしろ、強いアメリカを支えてきたアメリカ人の内面というのはこういう重圧にも対峙していたのよ? という方向に差し向けられた物語であったようです。結果、僕はフラストレーションを遺して席を立つわけです。ほら、ちょっと昔に作られた「APOLLO13」とはあまりにも対照的なのです。あちらなんか、アポロ計画としては失敗の物語だけれど、生還というカタルシスがあった。エンターテイメント性では出し物がそろっているのです。

ただひとつ、「へえ・・・そう描いたんだなあ」と感じさせてくれる場面もあります。当時は寛容であった、月へ持ち込みが許された私物について、ニール・アームストロングは生涯、内容を明かさなかったのですが、この映画ではそこに視線を注いでもいます。でもそれさえもしんみりとさせちゃうガジェットになっているのですが・・・

アポロ11号の月着陸から半世紀という年回りゆえ、このような映画が作られている。理解できる話ですが、この手の話はドキュメンタリーで追いかけた方が良いのかもしれません。そういう趣向の「Apollo11」(下の写真)というのも出てくるらしいですから、「FAST MAN」においては、これでなければ描けない部分を再考しよう。書き忘れるところでしたが、2月26日は1966年に無人のアポロAS‐201が打ち上げられた日。アポロ計画最初の発射実験でした。

STANDARD BLUE

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転居後の片づけの最中に、積み上げた単行本の中から出てきた、宇河弘樹さんの「STANDARD BLUE」。作戦室ではすぐに読み返せる一軍扱いでした。これをどかすのに大き目のエコバッグ三袋を使ったというのは余禄として、やまむらはじめさんの「蒼のサンクトゥス」と並んで、僕の好きなジャンルの漫画です。宇河さんのデビュー二作目だと思いますが、その後の巫女とか猫とかに方向が定まる前の、直球を投げた海洋冒険ものが、本作。

連載はもう20年ほど前で、その当時に2024年を舞台に置いていながらも、突飛な要素は持ち込まずに現代の延長上にある数十年後の海洋開発やサルベージを描いています。尺の長さとして見た場合、単行本一冊でまとめられているだけ、昨今の深夜アニメ番組枠で取り上げるにはエピソードを追加する必要もありましょうが、「宇宙よりも遠い場所」のようなアニメを見ると、魔女っ娘も剣もモンスターも扱わない番組づくりは可能なわけで、本作のメリハリはけっこう動画作品向けじゃないかと感じました。

スタンダード・ブルーというのはこの物語の時代に沖縄県に作られた人工海洋都市のことで、その名前はジュール・ベルヌの作品から持ってきています。だからビーム兵器も人型歩行機械も可変戦闘機も出てきませんが、立派ににSF。ロボットが出てくると戦争、美少女が出てくると異世界・・・と言いきってしまっては乱暴極まりないと思いますが、まあうんざりしているわけで、こういう作品にスポットが当たればいいなあと・・・基地へ持ち帰ったものの片づけを中断して読んじゃったりしているのです。

元祖設定寸大

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かつては千葉県松戸市の駅前ビル内に格納されていたRX78です。何を隠そうこれこそが、お台場に飾られたあれとかそれなんかよりもずっと以前に実現した、設定寸台の世界初のガンダムです。

あし・・・どころか胸から下が丸々ありませんが、このつるっとした面構成とかシンプルな線がなんとも言えない郷愁を誘います。

ここが「つくばーどin日光大室」で行う買い出しトライアルのゴール地点候補です。問題はここを使おうとすると、入館料を支払わねばならないこと。まあいざとなったら参加者分くらいはどうにかしちゃうかと思っていますけど(まさかね、100人とか参加することはないだろうし)、こういう展示にしばし付き合っていただけるかどうかがね・・・

しかし、買い出していただくものは、こういうのとはまるっきり関係ありません。

春のまんがまつり?

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特撮なのでまんがじゃあないんですが、スーパー戦隊のセンバツと勝ち抜き戦とでもいうのか? 四回にわたって特別番組を組む新手の企画。尺にすると映画一本分くらいだろうから、いずれソフト化もできるいいとこ取りなのでしょう。

だが本日は買い出しトライアルの偵察に出かけるので、この番組はオンタイムでは見られませんわ(涙)

誰もそこまで見てないよねえ

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今さらですが二週ほど前の「トクサツガガガ」の第三話を見ていて、任侠さん役のカミナリの一人に対して、突如もうひとりが警官役で出演してきて、そこに「現実的には居るはずのない」エマージェイソンと絡むというシーンに、茶の間に居合わせた家族の中で僕だけが

「おぉ! これはっ」

 

と唸ってしまったのです。家族中から何事かという顔をされたのは言うまでもありませんが、少なくとも(意外と特オタである)妻はわかると思っていたのに・・・

街角において「ドラマの劇中世界に居るはずのない」ヒーローが顕れ寸劇をするというのは、ずーっと昔、『時間ですよ』というホームドラマで扱われていたウルトラマンのそれと酷似していたのです。ガガガの制作陣がそこまで作り込んでいたとは思えないのですが、仮にそこをオマージュしていたのだとしたら、このドラマはほんとにオタクだわ・・・

それというのも、さらに前の第二話において「トライガーの旧友が敵に寝返って仲間を裏切る云々・・・」「第四話ですね」という対話があるんですが、それって『ミクロイドS』の第四話に基づいているプロットだったりするわけです。第三話の冒頭でも『誰も知らない知られちゃいけない・・・』などというナレーションが繰り出される始末です。ん? 特撮じゃなくてアニメのオマージュばかりだ・・・けど、これらの仕掛けは、読んでいないんだけれど原作漫画の方にはもっと大量に盛り込まれているんでしょうね。

ドルイドンが攻めてくる?

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番組が始まるのは3月からですが、なにやら本日あたり、またもや茨城県県央の街が悪者に侵略されるようで、すでに締め切られていますが逃げ惑う人々のエキストラ募集が行われていました。

襲ってくるのはドルイドン。迎え撃つのは騎士竜戦隊リュウソウジャー。よくよく侵略されるのに慣れてしまいましたよ茨城県。

ちなみに県央地域というのは図の範囲。どこが襲われるのかは定かでありませんが、昔は筑波研究学園都市が特撮ロケのメッカだったんですけどね。

それにしてもこの歴代のリュウソウジャーに継承されるという剣。竜の頭骨を刃身が貫いとる。そういうデザインは好かんなあ。

しかしですね、9日の降雪直後の朝からロケって、予定的に大丈夫なんですかね。ドルイドンとやらも自然には勝てまいに。

時空の円環

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安政五年、当時の森岡藩士であった大島高任が釜石の橋野で高炉建設に着手した日から80年後の同じ1月25日、宮城県と福岡県に男子が誕生しました。

大島の高炉は日本の近代技術の門を開く未来への扉でしたが、この二人の男児は後に、未来技術をイマジネーションで絵に起こし、サブカルチャーから文化へと、漫画を発展けん引させていくのでした。

後に石ノ森と改名する石森章太郎さん(故人)と、昨年「傘寿」を迎えた松本零士さん。それぞれ画風は異なりますが、おそらく僕や僕より若い人たちのなかでは、手塚治虫さん以上に影響を受けた作品が多いかもしれません。僕の場合は、10歳年上の叔父がいたこともあり、「サイボーグ009」「男おいどん」は連載誌を手にすることができていました。

そんなわけで本日は両氏の誕生日で石ノ森さんに至っては命日でもあるんですが、彼等の生誕からこれまた・・・80年ではなく50年後になりますけど、俳優の小澤亮太さんがやっぱり1月25日に生まれているというのは、まあ偶然といえば偶然です。いやそれを言ったら両氏だって偶然同じ日に生まれたんですけどね。

なんでここで小澤亮太がでてくるのかって? 彼といえば「スーパー戦隊」で「宇宙海賊」なキャプテンマーベラス役をやったからです。

賛否両論呼ぶかもしれませんが、石森・松本要素のどちらも混ざっている。