昨日あたりから「雨水」の候が始まり、「三寒四温」だとか「土脉潤起」などという季節や七十二候の言葉が聞かれるようになりました。雪に閉ざされた日々の中でも土の下には新しい生命力が漲り、とけ始めた氷によって潤い出すと風流なことを思い浮かべる時期です。
クルマの外気温時計はそれを打ち消してくれてますが、日中の温かかった週末でも夜明け前はまだ冬。
BМWi8の後ろに偶然並んだらば、思いきりの良すぎるリアフェンダーの切り欠きに驚かされました。
34年、よその車を持ったことないから、車体のデザインだとかフェンダーの変遷なんか浦島太郎状態でした。しかしエンブレムを見なかったらドイツのクルマだとは思わないなあ。
そのあと見かけた1/2tトラックだか73式だかの陸自の四駆は、今でもきっと、これぞ四輪駆動車、という意匠でしょう。
法規上タイヤを覆うためにフェンダーを纏っているけれど、他者への跳ね上げ防止はさておき、防弾能力はあまり考えていないんだなあと、そんなんでも機能美と云われるところを不思議に感じるわけです。
その四駆にブリスターフェンダーを持ち込んだのは、たぶんテラノの方が速かったんじゃないかなと思うのですが、エスクードのデザインの特徴として広く認知されています。
やれナローが良いとかオーバーフェンダー不細工とか言われもしましたが、これ付いていても車体は五ナンバーサイズという妙があります。まあうちのは排気量で小型車補枠越えてますけど。
日本の節分・立春よりちょっと早く、アイリッシュ海に浮かぶマン島あたりでは「インボルク」と呼ばれるゲール人起源の節分行事が行われています。起源は雌ヒツジの乳をしぼり、子ヒツジの誕生を知らせ、天候を占い蛇やアナグマが土の中からから出て来る様子を観察していた農耕の祭典だったそうです。
祭りは焚火や暖炉から取り出す松明で明かりをともし、春の予兆を祝うものです。二月一日の夕刻に始まり、二日の夕刻にお開きとなります。
ヨーロッパにも二十四節気のような風習があり、アイルランドの神話では「クロス・クォーター・デイズ」として立春から冬至を示す季節ごとの祝いがあるようです。大陸と海を渡って日本列島に辿り着いたものなのか、似たような時代に同じようなものを崇めてきたのか定かではありませんが。
季節は異なりますがマン島と言えばTTレース。1963年の大会において、スズキの社員にしてレーサーを務めていた伊藤光夫さんが同年のレースでRM63を走らせ、日本人としての初優勝を遂げました。今年はそれから60年目にあたりますが、今シーズンのモトGPは活動中止で参戦がないのが残念。
時折栃木県まで買い出しに出かけるコッペパン専門店JOURNEYが、いつの間にかリニューアルされた東北道佐野サービスエリア(下り)に出店していました。古河店、石橋店に続く三店舗目?
しかし三店舗のうちもっとも通いにくい場所です。僕の場合東北道を下るのは、北関東道の東側を使って栃木都賀からなので、佐野へはまず行かない。
佐野SAにおいては、ハム玉子、メンチカツ、ピーナッツ、チョコレート、明太ポテトの五種類のみが販売されていて、どちらかの店舗で作ったものを売り切りにしているようです。
まあせっかく見つけたんだからと買って帰ろうかと思えば、14時時点でチョコレートと明太ポテトしか残っていない。無念っ!
新年おめでとうございます。という割にはなんかこう、これ使っていいのか?の表題にしました。なぜかというお話をだらだらといたします。
本年、スズキエスクードは誕生35周年を迎えます。どこかの雑誌が昨年と勘違いして既にそんな記事を見てしまっての2023年は、まあいいや、ESCLEVの創設20周年も同時に進めれば。などと二兎を追おうとしたのがいけなかった・・・話ではありません。
1988年にエスクードがデビューした後、当時群雄割拠していた四駆雑誌はこぞってこれを取り上げてくれました。そのなかで、あまりにも専門的に評価され、乗用車然とした四駆の中途半端さも示唆されたのですが、4×4マガジンにおいては「スズキは二兎を追いかけ丸々と太ったウサギを手に入れた」と書いておりました(確か同誌だったとあやふやな記憶)
デュアルパーパス性能のどちらに重きを置くかで、ゴリゴリのクロカン四駆テイストは薄まっていかざるを得ませんが、結果的に昨今のSUVのクロスオーバー性を35年も前に提言し、記憶に残る1台を作り上げたと言えるわけです。これぞまさしく一挙両得、一石二鳥の逸話の始まりでした。あっ、そっちを表題にすればよかったのか。でもことしは卯年なのでそうもいかない。
そうは言っても、ゴリゴリでなくても往時のクロカン四駆から四代目のハイブリッドまで、世の中に翻弄され、時代の先取りを模索しなければならなかったエスクードは、三代目以降少しずつユーザー間の「言葉」も通じなくなってきました。初代なんてイメージでしか知らない人々が多数です。どことは言いませんがヒルクライムレース用のマシンをサーキットに持ち込んだからと言って、エスクード自体はあんな扱いに耐えられる四駆ではありません。だいたいがスズキのエンジン積んでいないし。
ハイブリッドへの移行時、世間では一時期廃盤などと揶揄しているけれど、あれはメーカー側の戦略ミスだと感じています。ブランド自体が35年続くという慶事は、やはり讃えるべき出来事だと思うのです。事程左様に二兎どころかあまりのマルチパーパスな舞台にわたって走っているのがエスクードのブランド力なのです。