先週末、同業者のオニーサン方と愛媛に行った新月サン。 工場の見学してきたそうです。 で、まあ、愛媛(松山)って行ったらココいくよねって言う 道後温泉の写真が後から送られてきました。
おとなの社会科見学。
ごろっとではなくどすんと
大洗駅前っていつも通り過ぎの道なんですが、意外と飲食店があるなあと思っていたらもの凄い行列の食堂を見つけ、後日出かけてみたのです。その洋食屋「食堂さくら」の開店20分前に着いてみれば店舗よこの駐車場はキャパの問題もあり満車で入れず、仕方ない、ここは諦めて罰が当たらないよう「旬彩味心きくち」に行こうかと思ったけど確か3月末まで臨時休業。さてどうすっかと路地を曲がったら第二駐車場があったですよ。
このチャンスは逃せまいと、足早に店に辿り着けば既に2人が並んでいて、クルマの中の待ち組は油断していてまだ出てこない。小さな店なので3人目の僕はおそらく3席しかないらしいカウンターに案内されるだろうと考えていたらその通りになりました。
店内の備品や飾りつけでわかったことですが、ここの店主は「ガールズ&パンツァー」ファンのようで、一部「ゆるキャン△」のファンのようで、客層もそういう雰囲気に満ち満ちておりました。しまった、俺だけ浮いてるぞ。なんだかうっかり敵陣に迷い込んでしまったぞ。いやいや、店主ともう1人の店員さんは朗らかで感じの良い人たちですけどね。
オムハヤシかオムナポあたりと考えていたのに、3月までの冬限定メニューだというビーフシチューを、と口から出てしまいました。普通ビーフシチューってサイコロ状の牛肉が3つくらいごろんと入っているじゃないですか。ここではそうはならず、かなり厚切りの肉が3枚(2枚版もあり)、どすんと放り込まれているのです。サイコロ状換算なら6個くらい。これはすばらしい。味も抜群です。おしいくいただきお腹いっぱいで店を出たらやっぱり長蛇の列ができていましたよ。
散歩している場所が地球という惑星。あーどうでもいいタイトルです。BLUEらすかるΩも少しは動かさないと各部が不具合リスクを抱えるしバッテリーも上がるので、近場の林道を散歩してきました。先日の「空間X脱出」の林道ではありません。でもって早速不具合。パイロットランプは点いているのに補助灯が左右とも点灯しません。接触不良か断線か、両方一度に電球切れってことはないよなあ。記録写真を見ると昨年の6月時点では点灯していました。
シートの違いから慣れなかったペダルの踏み加減も覚えてきました。12万キロ台のエンジンは、あらためて走らせてみて健康そのものだなあと思います。実はトルクの出方は全バラ組み直しのオーバーホールを施したBLUEらすかるの方が強めです。しかしそれをやってからもう15万キロも走らせているので、トータルで比べたらΩの方が軽快さを感じさせます。
最大の理由はタイヤサイズが純正規格に近い(現在スタッドレス履いている)からですが、フロントにエクステンションバーとかアンダーガードが付いていない分、程度問題ながらΩの方が軽いからかもしれません。軽快と言ってもそこはV6なので、直4のような瞬発力はありませんが、林道レベルでは時速30キロも使わないから充分です。里へ下りてからも田舎道は法定速度で快適です。
帰宅後に点検すると、配線の一部がバッテリーの下敷きになっていて、これが断線していました。因果関係は不明ですがこれをつなぎ直すと今度はヒューズが飛ぶ。ヒューズボックス側にも劣化の症状がみられ、これは自分じゃ手に負えないと、主治医に作り直してもらいました。バッテリーの下敷きになっている配線に気づかなかったこともいけないのですが、つまるところ、どういう納車整備をやっているんだというところへ遡るのです。あの店についてはどんどん信用を無くしています。
案外自分の都合な前向き駐車
出かけた先の駐車場で前進してクルマを停めるか後退で駐車ブースに入れるかで、日本と欧米では典型的に違いがあるという「それはこういうことらしい」の、一年くらい前の記事が「なるほどそういうことでしたか」と面白かったのですが、巷の話を耳にすると「欧米の駐車方法は安全面でも古臭い」といった声も聞かれます。言われてみるとサービスエリアではほとんどが前向き駐車となるよう誘導されています。
ですが、なぜか近所のスーパーマーケットやファミレスに行くとそうでもない。駐車場所の配置のせいとも思えないのですが、来客は8割が後退でブースに停めている。昨今ハッチバックのクルマが多いし荷室に買い物袋を入れるのに便利かなと考えるも、そういうお客はあまりいない。つまるところ「そこから出庫させるときに合理的で安全」という考えが浸透しているみたいです。僕は頭から入れてしまうのですがこれは欧州かぶれしていた親父の教えでした。
曰く「安全確認なんか当然の話で、バックで出す方がハンドルの切れ角を大きく使える」という、狭いブースから出るときの親父の「俺様理論」によるものです。
「なんで頭から入れるの、出るとき危ないじゃない」と、親父に対して一世代下がった家族からは言われるわけです。が、何でと言われてもなあと説明する術がありません。そうか俺の駐車方法は古臭いのか・・・と思っていたら
近所のコンビニだと来客全部が前向きに車入れてるじゃねーかよ!
By Your Side
スズキの新中期経営計画が発表され、顧客に寄り添う趣旨の経営をチームスズキとしてやっていくといったメッセージが、鈴木俊宏社長から投げかけられました。「スズキのファンへ」という言葉は、創業時から続く社是にある「お客様の立場に立って」を引き継ぐものです。ファン=顧客となると、とてつもない幅広さに応じなくてはならないから、最大公約数をもってこの言葉に向かい合わなければ、ユーザーはただ肩透かしを感じるだけでしょう。
多くのファン層を持つアルトやジムニーなど人気車種は、屋台骨であるキャリイエブリイ同様連綿と継承されていくけれど、「こんなものが欲しかった」というニーズの中にある、カタログ上は既に無いモデルながらまだ愛され使われている車種にまで、その言葉(仮にサービス体制として)は及ぶのかと。マツダがNAロードスターの延命支援を立ち上げたように、です。ものすごく期待できない。ファンというのはメーカーに対してではなく、特定の車種ごとに存在するはずなのですが・・・
フライングねこの日。
原典知らぬは減点ぢゃ 和邇さんの手記080
整備振興会の会合に行った際時間つぶしに隣接する予備検査場でよもやま話をしていたところ、JB74が光軸調整に入ってきました。
車検ではなく初日に5ドアを発注したのでこのあと買取業者に引き渡すンだとか。
オーナーさん23歳の青年でしたがノマドのネームの由来を知らないとのこと。
オヂサン3人でご教示させていただきましたが、ベル・エアどころかエスクードノマドの存在すら知らなかったという驚愕の事実。しかも
『名義変更しなくても買い取ってくれるとこあるから、イマイチ格好悪いけど契約入れときましたw』
だと。
ワニの餌にしてやろうかヽ(`Д´)ノ
和邇さんが説明したという「ベル・エア」とは、1950年代にシボレーが売り出していたフルサイズパッケージのクルマのことです。その人気によって派生していったのが1955年の・・・
「そこまでぢゃライゾ―!」
・・・出たな新帝国のマッドエンジニア。
「エンジニアではない科学者ぢゃ。まあいい教えてやろう。それは我が盟友・ドクターエメット・ブラウンが次元転移装置の構想を思いついた1955年。前年にドリームカーとしてコンセプトが世に送り出されたベル・エアベースの新たなモデルが誕生したのぢゃ。それこそがシボレー・ノマドである」
フルサイズアメリカンビークルで2ドアのハードトップ風ステーションワゴンのことね。
「そのとおりぢゃ。お前たちエスクード乗りは1990年登場のロングモデルをノマドと呼んでおるがな、ノマドのサブネームはそれより35年も前に生まれておるのぢゃ。そんでもって70年も経った今になって、ジムニーノマドをエスクードの再来などと浮かれておる巷の有象無象にゃあきれてものも言えん」
思いっきり言ってるじゃねーか。
「ともかくぢゃ、当時からシボレーはGМ傘下のブランド。後にスズキもGMと蜜月を過ごす中でエスクードが開発されておる。スズキの社員はベル・エアやノマドの歴史にも触れておるはずぢゃ。Chevrolet Nomadに対してEscdo Nomadeと末尾にeをつけてフランス語圏風にアレンジしておるがな、原典をたどるとシボレーに遡れんこともなくもないのぢゃ」
なんですか宿敵同士が喧々諤々でございますが、まあまあ70年も前のクルマのことを昨今の若者が知らなくてもそれは無理からぬことでございます。
それでもなんというか彼の物言いが癪に触りましてね、気持ちの上でひと呑みにしてやりましたよ。
マツダにОEМ供給されていた「プロシード・レバンテ」が誕生30年となりました。この派生モデルについては10年前に書くだけ書いてしまったのでそちら(上のリンク)を見ていただければありがたいのですが、どうも10年前のこの頃はSX4‐SCROSSが発売されていたらしく、そっちについてはほぼ記憶から抜けています。今年はXー90、三代目エスクード、四代目エスクードとモデル周年が続いていきます。レバンテもその1台に数えられます。
レバンテは1995年から2001年まで、初代と二代目にわたって販売されましたが、この当時は車体の意匠に手を加えるほどのことはせず、ネームプレートやエンブレムが変更されるにとどまっていました(大掛かりなことをできる体力は、無かったというより無駄と解釈されたのかも)。だから中身もエスクードそのままの性能で、珍しさは感じられず見過ごしてしまうモデルなれど、市場ではそこそこの販売台数ではなかったかと、巷で見かける個体数の多さから想像していました。
今振り返ると、10年前のブログに書いたように、「プロシード」「レバンテ」の秀逸なネーミングセンスが、さすがマツダだねえと思わせます。