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  ~懲りない傾向~

充実の力量とそうでもない領域

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インドのマルチスズキによるS.PRESSОは、軽自動車よりちょっと大きいサイズで1000ccのガソリンエンジン。ふと高度経済成長期の親世代が乗っていた車たちのいくつかを思い出させる一方、インド発のビークルデザインなどの垢ぬけ方は、当時の日本以上に洗練されていると感じます。そこは20世紀末を駆け上ってきた日本のクルマ作りが下地になっているのだから、半世紀の進歩を一緒にはできませんが、まあ極端なことを言ったらインドは核を持ってるし(関係ないか)

ヨーロッパを意識し続けての日本のSUVがいろいろ訳の分からない迷走の末に、やっぱりステーションワゴンには戻りたくないという苦悩を抱えてクロスオーバーとかやっているうちに、アジアのあちこちから追いつかれてる。ちょっと変なグリルになっちゃったけどまだバランスの取れているビターラ・ブレッツァやS.PRESSОにそれを突き付けられている気がします。

とか生意気なことを言っている僕も、旧世代感覚なんだと思い知らされるのが、2代目ハスラーにも持ち込まれているセンターコンソールへの機能集中と、そのデザイン。やー生理的にこんなのいやなんです。だけど、そう思っている僕の方がもう遊び心の欠落で、古い感性なんでしょう。輸出先のアジアディビジョンに日本が含まれているのかまでは知らないんですが、ずっと以前からあったように街に溶け込んでしまいそうです。

比べて、外野の予想とはいえエスクードの次のモデルのこれは・・・ひどい。ざっくり言えば、初代から二代目に移行した時ほどのインパクトもないのに、ひどいと言えちゃうところが哀しい。

でも次があるのねーってところは少し安心です。今度出てくるらしいハイブリッドのやつが最終型ではないと。まーこっちのほうがまともな気がしますが。

 

 

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