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  ~懲りない傾向~

そういう設定ならそういうことなんでしょう

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S.H.F.シリーズのシン・仮面ライダー版サイクロンがリリースされ、手元に届きました。何ががっかりかって、このサイクロンのおかげで、ホンダコレクションホールで見たプロップの写真を再確認させられることとなりました。もてぎでは気がつきませんでしたが、タンク上部の給油口ハッチに核物質マークが描かれていました。つまり制作陣、少なくともシン版サイクロンのデザイナーは、伝統的?に語られているサイクロンの動力源を踏襲しています。化石のようなアタマです。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で描かれているタイムマシンの核燃料交換シーンも「そんなもんでいんだ!」という荒っぽいやり方ながら、一応防護服は着ていたのですが、シン・仮面ライダーにおいてちらっと出てくる政府関係側技術者のサイクロンのメンテナンスは、単に作業用ツナギでしかなかった。一気に「太陽を盗んだ男」時代に引き戻された気分です。いま、ヒーローのマシンが原子力で動く、という設定に心躍らせる人っていないと思います。

劇中、サイクロンの自爆の際には、プラーナの暴走かもしれませんが対消滅のような反応が見受けられます。短絡的に感じたことは、これは原子力ではなくモノポール機関を動力炉に応用しているのではないかというもので、モノポールの対消滅でも有害な放射線はいくらか出るのですが、21世紀になってるんだもの、エネルギー源やら次世代内燃機関のモチーフやらは、オーグメント(改造人間)とかプラーナ(生体?エネルギー)同様、進化させてほしかったね。

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