ダカールラリーの2003年、二代目エスクードの改造車(プロト)で出走した尾上茂さんは、完走を果たし総合45位という戦績をおさめました。いつの間にか20年も前の出来事になってしまいましたが、この大会はスタート地点がマルセイユ。スペイン、チュニジア、リビアを経由してエジプト・シナイ半島先端にゴールする、初めてパリでもダカールでもない「テレフォニカ・ダカール」でした。全走行距離は8,576km、競技区間(SS)はそのうち5,254kmに及んでいます。
この年の優勝は三菱パジェロ(やはりプロト)の増岡浩さんで、日本人エントラント初の連覇を遂げました。さすがはワークスマシンとサービス体制です。10日間くらいでこの距離を走るのは正気の沙汰ではない。でも冒険型ラリーレイドだから当たり前で、そんなところへプライベーターで9回も出て行っちゃう尾上さんもタフなおっさんでした。
近年、ジムニー歴史館の知名度が上がったのか、地元ポータルや企業人を紹介するサイトインタビューにも尾上さんが取り上げられ、ダカールラリーのエピソードが語られています。嬉しいことです。「ダカールラリー エスクード」でググるといくつかヒットしますが、うちで書いたものが混じっているところがこっ恥ずかしいですね。
うっかり忘れてました。本来ならば今年の1月19日に出しておかねばならなかった。