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  ~懲りない傾向~

かわずはじめてなく

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蛙始鳴。蛙が鳴き始めるとならわすのは日本の故事で、暦の源流の一つである中国では螻蟈(ろうこく)。つまりケラをあてがっています。里では田植えが行われているので、ケラよりはカエルの印象が強いと言えば強いですが、水をひかれた水田ではケラもまた代掻きで掘り起こされた土の中から呼び覚まされて水面に浮かんでいるのを見かけます。日が暮れるとそこかしこに「ジー」という共鳴が聞こえてくるのはケラの声。言われてみればカエルより早いかも。

こうして季節は「立夏」を迎え、今日5月5日から夏への扉が開き始めます。天狗の森ではまだ山桜を楽しめますが、多くのソメイヨシノは新緑に移り変わっています。まーそれにしても暑い陽気でした。

昨年のこと、米作りは仕舞うかもしれないと話していたつくばの三高伝治さんからも「どうにか今年の田植えが済んだよ」と嬉しい連絡。さっそく秋の収穫に確保していただく米の話をしに行ってきました。

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