何がって、つくばーど®の行事のなかで、ドレスコードが発動した日が2009年の9月12日で、今に至るまで約260回ものイベント設営してきて、これはただ一度だけの貴重かつありがたい機会です。その場面はここにあげてはいませんが、日ごろラフな格好でクルマが泥にはまろうと自身が埃まみれになろうと平気ないでたちだった面々が、平服で参加ね、という呼びかけに基づきばりっと背広で参集したシーンはかえって新鮮でした。
当然、新郎新婦のクルマは記念デコレーションして飾られたわけですが、我々は風船やらぬいぐるみやらで充分に恥ずかしい写真を撮れるぜと目論んでいたのに、荷室を開けたらペール缶が載っていた。ほら、新婚さんを送り出すとき、クルマの後ろに空き缶を引っ張らせてからころ音を立てるあれがあるじゃないですか。新郎、その斜め上を用意しておりました。まあランクル70だしなあ、ペール缶だよなあと、一同返り討ちにあったのです。
さすがに両家に対して「これくっつけて走らせたらひんしゅく買うんじゃないか?」とペール缶は遠慮しました。しかし「あらかわいい」とも言ってもらえましたが「なんでアライグマ?」という声があちこちから寄せられ、「だって一度にたくさん並べられるのこれしかなくってさー」と冷や汗を流したのも事実です。いずれにしても、これほど大事な機会にこんな大それたことを許していただいたふっじいさんご夫妻に感謝です。