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  ~懲りない傾向~

特報と訃報

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ビオランテハリウッドのゴジラが好評の成績を収め、本家でもゴジラ映画の新作づくりに踏み切ることが報じられた頃、特撮映画制作に無くてはならない特技監督の川北紘一さんが肝不全で逝去されていたという展開は、ゴジラ復活の報よりも驚かされる訃報でした。なるほど会見で「スタッフは人選中」と言わざるを得なかったわけです。

東宝の特撮映像を築いた円谷英二さんの技法を受け継ぎ、より新しくなった技術を取り込み、CG以外の特撮手法としては、この人の存在はとにかく大きかったのです。もちろんそこに師事した若手も育っていましょうが、川北ゴジラはもう新撮では観られない。

間の悪い時ってこういうものなのでしょうけれど、それにしても、アメリカ版のゴジラが好評だったことを示し「ゴジラは愛されている」と、制作に踏み切るという会見内容は情なかった。「アメリカに負けないゴジラを作る」とも発表では発言されていますが、いかにも様子見てましたな聞こえ方でしかない。こうなると、あとを継ぐスタッフ陣には、ほんとに世界最高峰のゴジラを創り出してもらわねばなりません。

CGばりばりのゴジラが出てくるのも避けようがない世代交代がありそうですが、よくよく考えてみたら、対デストロイア戦のあとメルトダウンするゴジラの映像は、川北さんが作らせたCGでした。しかしモノはゴジラ。いちいち触っていたらきりがないとはいえ、福島の災害も見て見ぬふりはできないでしょう。

川北さんは、そこには触れたくなかったのかもしれません。

逆転層の森の中へ

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忘年会14昨年、一昨年は別の場所でしたが、久しぶりに筑波山中での忘年会に出かけます。

とはいってもこういうイベントもピークはずいぶん前に過ぎているのと、各位の予定と多忙期で、参加する人もだいぶ少なくなりました。

まあそれはそれ、ですんで、天気のことだけ心配しながら開催です。これを開くと、再来週はもう仕事納めになっちゃうんで、確かに気忙しい。せめて逆転層の中にある森くらいは、寒さ知らずののんびりした時間が得られればいいのですが、寒けりゃ寒いで晩餐の美味いモノに期待すればいいってことで。

鍋その晩飯は暖をとるならやっぱり鍋です。

が、白菜と鶏肉と鱈で作ろうと思いながらも「なんかほかに入れたいものあるか?」の一言が呼び水となり「肉団子!」「白滝!!」「はんぺん!!!」「ロールキャベツ!!!!」っておい、だんだんおかしなものが籠に放り込まれてるんじゃねーか? と買い出し時点でぐだぐだです。まあいいか、闇鍋にならないだけまだマシだわと進んでいくと、さらにトンカツがあるわシラスがあるわローストビーフがあるわの、買い物籠の段階ですでにカオスでした。挙句の果てに讃岐うどんときしめんを数を間違えて三食×8袋も買っちまうわで、これ食いきれるのか?

ラムもうかまわんから作れるだけ作れっ、と仕込みを始めたものの、待っている間に茶菓子に手を付けつまみをほおばっている面々が。

ばかやろーっ! あとで食えないとは言わせんぞっ、

で、なんとか第1ラウンドはこなしたけれど、第2ラウンドが案の定苦戦かというところへ

「お待ちっ、味付きラム肉900グラム!」

ああっ、もう知らないぞーっ

詳細はサイトレポートにて紹介してます。

妄想的英断決断

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m16VITARAに搭載される1600ccのM16A型エンジンは、現在のスズキの経営方針においては排気量上限をオーバーしており、いずれ、2020年までに整理され消えていく運命にあります。

このことはスイフトスポーツの行方にも影を落とすのですが、それはここでは棚上げして、VITARAにはそれが短命であると仮定しても、テンロクのガソリンエンジンと海外向けディーゼルエンジン以外に、主力となるはずの小型エンジンが見え隠れしており、これは今後の上限排気量と言われる1400ccということが想像されます。

するとそれは、ジムニーシエラのM13A型をボアアップするのか・・・という開発設計は、まずやらない方向に3000点(なんだそれは)

エンジン整理をするにあたって、小型用のパワーユニットは、そのコアになるブロックを新たに興し、それを自在に汎用化させるのではないか。環境基準や燃費基準に適合させていく意味でも、エンジンの新規開発は有益です。ましてやあれだけはったりを食らわせ登場させたVITARAに、既成のエンジンをいつまでも使いまわすとは思えません。

M16AのVITARAは、どこかのタイミングで新エンジンへの載せ替えが行われ、それこそが将来にわたるVITARAのユニットとなるのでしょう。いやしかし、もしも妄想のようなことであれば、思いきったダウンサイズです。1400のユニットに直噴ターボでもくっつけるんだろうか? いやいや、今からそれを作るとなると、どれくらいの期間を要するのだろう? その間のリリーフがテンロクだとして、これに最後の花道を与えるためにまさかのWRC復帰とか(妄想しすぎ)

WRCは置いとくとしても、エスクードやグランドビターラの次期モデルではなく、それらが抜けたあとの主力新製品という線が濃厚。その流れでスプラッシュがカタログ落ちし、SX4がいなくなっている中、エスクードがまだラインナップされているという現象はある意味不思議です。

基準となる排気量のブロックを作り、必要な排気量まで拡張したりシリンダー数を合わせたりしていくには、1年や2年というタームで行うのは難しいでしょうから、ダウンサイズエンジンの載せ替え(こういうのもビッグマイナーチェンジというのだろうか)は、2020年までのぎりぎりで行われるとすれば、案外、エスクードは細々と延命させて8型あたりまでマイナーチェンジさせ、ヨーロッパのVITARAと一時的な併売をする・・・?

いやな話ですが、コンパクトビークルをアピールしてきたエスクード/グランドビターラを、よりコンパクトなVITARAのための当て馬として長らえさせる方法はありかもしれません。それで2018年上期くらいまで保たせてくれれば、誕生30年を本当に最後の花道にできるといえば、できるのですが、まあそれも期待薄か。

 

むにゃむにゃにゃ~

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むにゃ~~~

むにゃ~~~

まあ、齢17のババ猫ですからどんだけでも寝てくれ。

新品の座布団をすかさず抱えるのはどうしてかねぇ。
自分の匂いを付けようってコトかしら??

エスクマイレッジ2015カバー写真募集

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これは空が少なすぎ ぼちぼちエスクードマイレッジの来年版ページへの移行準備をしなくてはなりません。移行そのものは12月31日に作業するのですが、毎回、その1年間を飾るカバー写真を消極的に公募しています。どんな構図、大きさの写真であるかは、マイレッジの歴年ページをご覧いただき参考にしてもらえればありがたいですが、夕暮れから夜、明け方にかけての空を背景とした、歴代エスクードの車体全体が写されているものに絞っています。

締め切りは30日20時まで(時間無さ過ぎじゃねーか)。雷蔵までjpg画像ファイルをお送りください。トリミングなどはこちらの主観で行わせていただきます。

昨年、今年と、マイレッジは1年間でだいたい1500000キロずつ積算しております。2006年に始めたときが1年間で108台、約10000000キロを走っていました。現在が277台(退役個体も含む)で約34000000キロ。これを牛歩と見るか順当な加速と見るかはあまり考えておらず、そのうちいつかは目標の57000000キロにたどり着くよね、というノリでやっております。

アメリカだって有人火星着陸は2030年代の半ばと言っているんですから、このペースでもうまく行けばこっちの方が先を越せるかもしれません。←こういうのが大言壮語。

そのページのカバー写真に、名誉的なものは・・・どっちかといえば無いかもしれませんが、これこそノリですので、記念にでもしていただければ。万が一、何かの間違いで応募殺到という場合は審査のうえ1点を選定し、掲載を以て発表に代えさせていただきます。というわけで、応募ゼロに備えてストックも探しとかなくちゃ(なんかめちゃくちゃ志が低いぞ)

tb

ファイル送り先

んでもってクリスマス。

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今年も飾ってあった。

今年も飾ってあった。

半年に一度行ってる病院のロビーにて。
去年は日が暮れてから撮ったので、なんだかうら寂しい雰囲気だったけど・・・明るいウチならそんな事ないのね。

f-cafe_space

入ってすぐのカフェスペースの(今どきの病院はそんなモンがあったりするのよ。ビックリさ)片隅には小さなサンタさんや雪だるまとミニツリーが飾ってあって、可愛かったですヨ。

支援物資

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着弾北海道のかわねこさんから、忘年会用の支援物資が基地に届いたようです。

このタイミングでこれってことは、ことしは本人の強襲揚陸は無いのか?と思ったら、

「29日いかがでしょう?」

というメールが来てました。

ってことで、忘年会のあとの年忘れ夜会も開催決定です。

それは遺跡への道なのか?

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化石その昔、フェネックなんていうRVアウトドア雑誌があって、そこのクラブイベントで化石掘りに出かけたことがありました。このとき意外な才覚を発揮したのが霰でした。地層から発掘されるのはホタテなどの貝の化石でしたが、霰はけっこう大きな化石をほぼ完全な形で掘り出すのです。

手先の器用さはいずれ何かしら役に立つだろうけど、将来化石掘りで生計は立たないよなあと思ったし、この頃彼女はご多分に漏れず「花屋さんになりたい」などと年齢相応のことを話していたので、まずこの手の遊びは後に続かないと考えるまでもなかったのです。

 

ところが先日、

「埋蔵文化財の講義と災害社会学の講義が始まったんだけど、お父さん、それぞれの分野で何か実践的な資料持っていないかな?」

という電話がかかってきたのです。

ちょっと待て。お前、春の連休のときには18世紀の上越地方の巨大地震の震源を古文書から特定するレポートの書き方を聞いてたよな。お前史学科じゃなくて人文学科だよな?

いったいどういう履修をしているのか・・・

化石掘りからちょうど10年めです。ジャンルは若干異なるのだけれど、埋蔵文化財は発掘を伴う世界なんだわ。災害社会学というのは初耳な分野だけれど、これもフィールドワーク無くしては成り立たないでしょう。そんなところに関心と興味が出て来るなんて。

その昔のさらにずーっと昔、夏休みのキャンプでいわき市の渓流に連れて行ってもらってアンモナイトの化石を掘っていた僕自身が、親父から「考古学で食って行けるなんて思うんじゃない」とか小言を言われたのを思い出しちゃいましたよ。

ということは、ことしの誕生祝はシャベルとハケのセットでいいのか霰よ?

本日19歳になる娘ですが、どうやら花屋ではなく学芸員になりたいらしき方向性が見えてきたようです。

うーん・・・それもそれで狭き門だけど、僕が親父に言われて諦めるに至った小言は封印しとこう。

だってその方が面白いじゃない。

ぁに見てンだよぉ

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ピンポイントで日に当たる場所だねー。

ピンポイントで日に当たる場所だねー。

とでも言いたげね、その顔。
「猫にすごまれた」まではいかないかな(笑)

家のすぐ近くの駐車場だけど、見た事ないコなんだよねぇ。新顔ってには立派なお顔立ちだし・・・ 通りの向こうから遠征してきたンかしら??

複雑な彼女と単純な場所

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ep10というのは矢作俊彦さんの著書。この表題を見て「雷蔵ってば深読みしすぎ」と思われた方にはひれ伏して「恐れ入りました」と御礼申し上げます。

で、その展開の前に、エピソード10「暴走!赤いレイバー」が来るわけですが、軍用レイバー対パトレイバーの一騎打ち・・・は、アニメーションシリーズで描いたものの焼き直しに過ぎず、下地があれば上手に作れて当然。そんなフォーマットがあることはあるものの、敵が撃ってくるとあんな距離感でこんな速度感なのかと特撮合成の秀逸さに目を見張りました。立て膝つくだけで脚部全損のイングラムなんて情けないけど、これが金食い虫の所以か、とも。

エピソード4に登場したテロリスト蜂野一郎と泉野 明のレイバー戦の構図は、役者の顏で見たら浪岡一喜と真野恵理奈という組み合わせで、リーグが違いながらも仮面ライダー対決(「鎧武/ガイム」の仮面ライダーシグルドと「フォーゼ」の仮面ライダーなでしこ)だったりしますが、浪岡さんといえば実は「幻星神ジャスティライザー」でデモンナイトこと神野司郎や、「ライオン丸G」で獅子丸をやってたりする変身ヒーローキャリアの多い人なのです。けっこう強敵(いやあんまり関係ないぞ)

レルヒさん物語の大半が新潟市なので、実景と絡めてこんなゲストも出ていましたが、レルヒさんは上越のキャラではないかなあ。新潟市は下越なのよと思っていたら、散々新潟港のお祭り幟を立てているロケ風景に城ケ島が映り込んでいるのはきっとわざとでしょう。エピソード8に続いてゲスト出演の高島礼子さんが、海鮮丼でなく、たれかつ丼でも注文していたら手が込んでいたのですが。

蛇足ながらエピソード8においても遠距離射撃2000というタイトルながら、暗殺者の後ろに幕張WBGがあり、それと撃ち合うカーシャの遠景にNEC本社が見えるというのも、たぶんわざとなんです(笑)

そしてエピソード11の「THE LONG GOODBYE」は、なにもパトレイバーでなくても・・・という視点ではなく「パトレイバーでもこんなのがやれるのか」というベタな物語に、逆に呑まれちゃいました。予告を見ていたときには、まさかコミカライズにおける熊耳武緒とリチャード・王の1997年夏の香港を、明でやるのか?と勘違いしていましたが、テレビ番組だったら2時間枠で作るであろう悲恋ものにコメディーもレイバーもちゃんと組み込んで1時間未満にまとめるのはたいしたものです。

ep11このカットだけ予備知識なしで見ていたら、誰もパトレイバーだと思わないのではないかというデートシーンの結末での夜景は、それこそべたべたなんですが遠景からの寄せが美しい。最近の月9でも見かけません。さらに回想において高校生時代の彼女がすでに「絶対にパトレイバーに乗るんだ」という意志表示をしていたのもかわいらしかった。

けれども、その動機が何だったのかまではさすがに掘り下げられておらずちょっともったいない。ここは「そのうち作者が描くでしょう」ということなのか(いやまて、この場合作者って誰だ?)

恋の終わりに語られる「ロング・グッドバイ」を、さらりと展開しているのは実は僕好みの演出でした。

ただ、かの娘の父、の立場から見ていて、リボルバー拳銃のペンダントヘッドを「かわいいっ」と言うような娘には育てたくないぜ。と同時に、もしも僕に息子がいたら、彼女にプレゼントするアクセサリのセンスについては英才教育施すぜ。ついでに背伸びしたがる年頃とはいえマーロウのセリフなんか語らせるのは10年早いぜ。と言っちゃうぜ。というところで、そこから思いっきり飛躍したのが本日の記事表題でした。いや、飛躍はしてますが、つながりはあるんです。

そんなわけで、THE NEXTGENERATIONパトレイバーの第6章はなかなか面白かった。はい? 2199ですか? 混んでたんだもん。