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  ~懲りない傾向~

特報と訃報

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ビオランテハリウッドのゴジラが好評の成績を収め、本家でもゴジラ映画の新作づくりに踏み切ることが報じられた頃、特撮映画制作に無くてはならない特技監督の川北紘一さんが肝不全で逝去されていたという展開は、ゴジラ復活の報よりも驚かされる訃報でした。なるほど会見で「スタッフは人選中」と言わざるを得なかったわけです。

東宝の特撮映像を築いた円谷英二さんの技法を受け継ぎ、より新しくなった技術を取り込み、CG以外の特撮手法としては、この人の存在はとにかく大きかったのです。もちろんそこに師事した若手も育っていましょうが、川北ゴジラはもう新撮では観られない。

間の悪い時ってこういうものなのでしょうけれど、それにしても、アメリカ版のゴジラが好評だったことを示し「ゴジラは愛されている」と、制作に踏み切るという会見内容は情なかった。「アメリカに負けないゴジラを作る」とも発表では発言されていますが、いかにも様子見てましたな聞こえ方でしかない。こうなると、あとを継ぐスタッフ陣には、ほんとに世界最高峰のゴジラを創り出してもらわねばなりません。

CGばりばりのゴジラが出てくるのも避けようがない世代交代がありそうですが、よくよく考えてみたら、対デストロイア戦のあとメルトダウンするゴジラの映像は、川北さんが作らせたCGでした。しかしモノはゴジラ。いちいち触っていたらきりがないとはいえ、福島の災害も見て見ぬふりはできないでしょう。

川北さんは、そこには触れたくなかったのかもしれません。

4 Responses

なんと、川北紘一特技監督が亡くなったのですか。

非常に残念です。’89年のゴジラVSビオランテ以降、特撮の指揮をとっていましたね。ぼくは年代的にもゴジラVSシリーズの世代なので、思い入れがあります。
もっと若い人にとっては、超星神グランセイザーかな

ゴジラ復活は大歓迎だが、特撮は今度は誰がやるのでしょうか。中野昭慶特技監督はもう出来ないかな。

何にしても、後進には先代を超えるような凄いものを作ってほしいですね。
画像のクレジットは、何の作品ですか?

  • >画像のクレジットは、何の作品ですか?

    いじわるするわけじゃありませんが、わかんなくちゃだめでしょー。
    調べてくださいです。

  • そういわれても・・・
    これだけでは・・・・。(。´-д-)

  • そこはプロファイリングですよ。
    瞬時に捜して持ってこられる映像で、このクレジットが出るならどれかなっ
    と推理してみるのですよ。