Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

冬型の気圧配置

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「タイヤはスタッドレスではなくヨコハマのM+Sで、橋の上では横滑りの警報装 置が一瞬点灯したものの、その他はSnowモードで安定した走行でした。 その辺、四代目は優秀だなと感じました」

23日朝、Cyber‐Kさんから送られてきた高知県の雪模様。積雪は14cmだったそうですが、午後も雪は降り続いたとか。

そのメールを受信したときの、東京の雨模様。しかもまだ街路樹が落葉の最中。ざっくり600kmちょっとの距離でこれほど陽気が異なっていました。それでも明け方の首都高の一部は凍結していたのですが。

西日本の雪は重いのでしょうか。日本海側や北海道、東北の大雪続きも心配です。いずれ南岸低気圧と寒気がぶつかれば、関東一圓にも降雪が来るし。

一方茨城はフェーン現象で空っ風の晴天(24日)。ちょっと遠出して年末用の買い出しに・・・買い出しだというのにフィガロで出かけちゃうのも無謀なんですが、所有者不在で車庫に置きっぱなしではバッテリー(まだ交換していない)も不安なので走らせました。すると、ありていに言えば没個性ながら、すぐにそれだとわかる、妹・吹雪のマーチが偶然にもいるではありませんか。スタッドレスも履いてないよ。

ゲルマニアのユール

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ゲルマンの民は冬至の頃の祭典に永遠の命の象徴として、常緑針葉樹である樫の木を用いて崇拝していたそうですが、これを異教徒扱いしたキリスト教の神父の一人が「けしからんのよ」とかなんとか言いながら切り倒しちゃう。するとその根元から新たに樅木が生えてきたもんだから、これは奇跡でなくてなんとしよう!などと言いくるめてしまう。ジャックと豆の木じゃあるまいし、かなり胡散臭い話ですが、北欧の古宗教とキリスト教の混交はそんな感じで進んだのだと思われます。

クリスマスツリーの頭頂部に飾られる☆のオーナメントは、ベツレヘムで見られた超新星爆発をキリストの誕生に喩えてそうしたものですが、元々は「ユール」の祭りとしてオーディンが祀られていたことになる。ついでに言うとハロウィンの収穫祭の頃にも死者がぞろぞろと闊歩したように、冬至の時期にも悪霊やらなんやらが出てくる。生きとし生けるものとそうでないものみんなこぞりて大騒ぎをしてしまうはずのところに、混ざった側の力がゆるやかに、ただ一点を指し示していくように変化を促したのではないかと感じます。

そんな故事とは裏腹に、過去を振り返ると我が家では、祖父や親父が今くらいの時期になると裏山の何処からか樅木を切り出してきて、2mくらいのツリーを毎年立てて飾りつけをやらされたんです。そんなに都合よく裏山に樅木が群生していたとは、今だったら考えもしないので、僕の代でこれはやめてしまっています。しかし視点を変えると、常緑針葉樹だったらそれでOKという、祖父たちはクリスマス用ツリーの本質を知らず知らずに理解していたんだなあと膝を打ってしまいます。

 

遠つ御祖の産土よ

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「すずめの戸締り」を観てきた霰が配信ものの「天気の子」を茶の間で流しながら

「うーん、そうか。前作のグレーゾーンぎりぎりにはみ出たところを『すずめ~』は上手に回避しているなあ」

とか言うわけです。世界観は好みながら、ある一つの設定が僕は嫌いで、「天気の子」は低評価なのです。

そんな話をしたことがあったからの感想なのだろうと思い、どんなんだか知らないわけにもいかぬと、いわゆる新海誠作品を初めてスクリーンで観てしまいましたよ。意外ととられましょうが僕は「君の名は。」すら劇場では観ていないのです。

エンターテインメント性を高めてからの3作目として見ると、数を重ねるごとに物語がわかりやすくなっていると感じましたが、それ以前の5作と「君の名は。」が比較されたときのように、マニアックな部分が薄れているのも仕方がないかと思い、それとは引き換えに毎回扱われるカタストロフなところはずっと現実に寄せてきた。

内容として触れないことが観ていない人へのルールなのですが、僕は東北の8年間で、幼少期のヒロインのような小さな子たちを何人も見てきたので、「心が欠けていても生きていくことはできる」という新海監督のメッセージは功罪両方に突き刺さります。物語の細かいところを突っ込んでも無粋なだけなので、「そんな境遇でも生きていかなくてはならない。のではないの?」とだけ言いたいけれど、前作における主人公の扱いよりはずっと良かった。

 

どうやって?

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夜更けに霰の部屋からドアをどんどんと叩く音で目が覚め、何事ぞと部屋の前に行ったら

「ノブが壊れてドアが開けられない―っ」

点検すると繋がっているはずのラッチボトルの何処かが折れて、ラッチボルトがストライク側に引っかかったままドアの開閉ができなくなっているらしい。

時刻が時刻なのでドアの方は如何ともしがたく、霰を窓から脱出させて茶の間で夜明かしののち出勤してもらい、それにしたってこんな早朝では某商会に助けも求められんと僕も出勤。早めの帰宅にしてカナのこのピラニアⅡを購入です。

帰宅したらあわや、「ブリッジを壊していい!」(哀 戦士編)もしくは「ホワイトベースを壊してもだ!」(TV版)状態でドアをけ破ろうとしている家内(恐るべし辰年のB型)を押しとどめ、頭に来ているならこれを使えとピラニアⅡを手渡して20分。ラッチボルトの切断に成功しました。

やれやれ、破損状態を最小限で切り抜けましたが、なにしろもうすぐ築50年だからなあ。むしろその築年数を遡った建築技術の稚拙さに救われたかもしれません。今どきのドアだったら(こんな壊れ方しないだろうけどさ)カナのこすら挿し込めなかったかもしれない。

12月の雨

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荒井さんでも松任谷さんでもどっちでもいいんですけど、ユーミンが歌業半世紀だとかで、もうほとんど毎日移動中のFM放送から彼女の楽曲が流れない日が無い。

といって50周年アルバムを買うほどかと言えば興味は薄いなあと、流行に乗り遅れてます。しかも引き合いに出しているのはセカンドアルバムだし(12月の雨が収録されているからです)

それでもすごいなあと感じるのは、家族の誰かの車に乗せてもらって、配信だったりCDだったり様々な楽曲を聴いているなかで、かのラジオ放送企画とは関係なく、なにかしらユーミンが入ってくるという事実。だって彼女がデビューした頃、僕は小学生ですよ。

ところが最近、彼女の実年齢をあらためて計算して愕然(失礼なやろーだなあ)。この歳になってみると、大した年齢差ではなかったという現実。僕と風花さんくらいしか離れていねーんだこれが。

視界10mあるかないか

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急速に気温が冷え込んだ雨のあとは、地表や川面との温度差で濃霧が発生しますが、この視界で法定速度維持はちょっと怖い・・・

と思っているのは僕だけのようで、煽られこそしないものの華麗にぶち抜かれて自分だけ信号停止。追い越していった軽自動車はもう何処へ行ったのやら見えません。というか、僕の方が識別できない人なのか?

でもってこの後、緩いコーナー入り口で路肩に転落したほぼ全損の軽自動車に関わることになり、110番通報やら運転手の救助やらで要らぬタイムロスとなりましたよ。

「運転手さん、後ろから煽ったとかないよね」

という地方公務員の一言に、てめー殴るぞと思ったのは僕に相違ありません。

猫は飼わねど高楊枝

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何が高楊枝なんだかさっぱりわかってませんけど、環境上我が家では犬も猫も養えないので、時折家族の誰かが「猫かわいいよねー」と言い出しても却下となります。

だから猫題材の漫画を探してきては留飲を下げさせるのですが、うちの家族はますむらひろしさんのようなキャラが嫌いだと我儘を言いやがります。

数年前には琥狗 ハヤテさんの「ねこまた」が家庭内ブレイクしまして、要するに猫のキャラがかわいいかどうかが肝だと。そんな要望を受けてヒットしたのが清水めりいさんの「猫塗り屋」。一冊完結(今のところ)の短い物語ですが、これは面白かった。アニメ化してもらいたいねえとも家族は言うので誰が手掛ければいいんだ?と尋ねると、「これに限ってはジブリじゃダメ」だそうです。

うんうん、わからんでもない。

フィガロの昨今 012

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「バッテリー上げちゃいましたー。JAFに来てもらってます」という霙からの電話で、携帯チャージャー持ってたはずなのにと尋ねたら「こういう日に限って部屋に置き去り」

これが、先日の23時過ぎの職場駐車場での出来事。急に冷え込んだしセキュリティーが四六時中動いているし、電池も寿命だったのでしょう。

ここでフィガロとエスクードの交替です。が、そういうことなら念のため幌車のバッテリーも点検しておいた方がいいなと、新調も考え主治医のところへ持って行ったら極めて健全正常申し分ないコンディションだったんですが「ENEOSのバッテリーすごいですね、2012年ものですよ」と言われ、トラブルが無かったとはいえ10年もほったらかしていたという、娘以上にうっかりな父親でした。高価な電池もすっかり元を取ったね。

寂しさよりも君は寂しい

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「超人ロック」と出会ったのは高校生の頃でしたから、僕が持っている単行本というのは軽印刷物の1、2巻の「復刻版」が最も古く、その後の新書版4巻を経て、少年キング版を長いこと買い続けました。最近ではどこから出ているかも確かめず、書店の棚で見つけたものを購入するのが楽しみでしたが、昨日、聖悠紀さんが10月末に亡くなられていたというニュースを見つけて、ここ数日の有名人の訃報とともに肩を落とす週末となりました。

晩年は闘病生活を過ごされていたそうですし、危篤状態に陥った逸話も漫画に描いていたので、いつか来るのだろうなあと感じてはいましたが、残念なことです。「超人ロック」に限らず「ファルコン50」「ペアペアライサンダー」など、独特の線描とメカニックデザインに魅了されたものです。ここ数日、ここの古い記事で「切ない大団円」がやたらとヒットしていたのは、ファンの方々の検索なのでしょうか。

星よりも永い命を持つ超人の物語は、どなたにも引き継ぐことなく未完となった方が、真の意味で永遠の作品になるのではないか。そんな思いで合掌しております。

そしたらば!

「ケンタウロスの伝説」を描いた御厨さと美さんも数日前に逝去されたと。

御厨さんは、それこそ「ケンタウロス~」以前、小学館の少学〇年生(主に高学年版)内で、読者欄を主体に子供の悩み相談やらちょっとした性教育やらの談話のようなコーナーを受け持っていて、それが僕のとっかかりでした。十代過ぎて「避けた旅券」や「イカロスの娘」などで再会したのが嬉しかった。ご冥福をお祈りします。

加筆で失礼ながら、桜多吾作さんまでもが亡くなられました。本家版とは異なるテイストと展開で圧倒的なパワーを見せつけてくれたマジンガーシリーズは、当時の少年にけっこう社会問題をも教えてくれたのです。超合金の黒いやつは勇者ライディーンからでしたが、そもそもきは桜多さんのグレートマジンガー(イミテーション)が元祖でしたし、グレートを量産機として描いたのもモビルスーツより早かった。合掌です。

 

知らない人は本当に知らない

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結論から言うと、この話はこちらから断り流れてしまっていますが、BS放送局のテレビ番組の制作会社から、エスクードの初代モデルで90年頃の車体を探していて、ESCLEVの連絡先を聞いたという電話が、先月末にありました。

電話自体はとても丁寧なものでしたが、この番組からは2013年頃にもメールでの依頼がありやり取りしたことを思い出させます。

前回は1600でハードトップでした。無いわ(その頃、クロさんとは知り合いではなかった)。今回も「2ドアで。平日なのですが撮影場所まで来ていただける方」と。それで状況を話しつつ、平日なんて有給でも取らなければそんなの無理だから、貸与だけということになると聞いたところ「キャリアで前日にお預かりに上がります」というので、コンバーチブルで良ければ貸してあげられますが、こちらは茨城だよ?

「えっ?」←なんだそのリアクションは。という間があって、まあこれは移動距離やコストの問題で前回と同じオチになるかなと確信したのですが、翌日再び電話があり「すみません、2ドアではなく4ドアモデルでした(もうこのドア枚数カウントの仕方でアレなんですよ)と、意外と粘り強い。ちなみに今回のロケではどなたが乗るのかと聞いたところ、「あーあの人!」とリアクションの出るような出演者だったのでなんとか協力してあげたいと、1600ではなくて2500ならあると説明しました。

90年頃のモデルで1600のロングと言ったら、ノマドしかないのは瞬時にわかるのがこちら。しかし先方はその違いがまずわからない。一番の違いは車体にオーバーフェンダーがついていることと知らせると「オーバーフェンダーとはなんですか」。ここからか、と30分ほど解説し、ESCLEVのサイトを見てもらうなどしながらふと気が付いたのです。

「あなた、そういやあ僕のケータイ番号どこで知ったの?」

「〇〇の✕✕さんのTwitterを見て、そこに電話をかけて紹介していただきました」

・・・あのさー、その人はまあ公人かもしれないけど俺は個人なんだよ。気安く教えるかよ連絡先。教えてもいいけどそこから連絡が入るより前に「こういうところから電話があるから」と知らせてくるのが筋だよなあ。と、むかっ腹が立ったので仕返しに、

「その人自身が、排気量がまた違うけれどうちのと同じ車体のノーマル仕様に乗ってるから、その方が話が速いんじゃないでしょうか」と答えたら、

「ノーマル仕様とはどんなものでしょうか。排気量が違うというのは問題ですか」

これはいかん。時間の無駄だ。一瞬は撮影に出演する人で「しょーがないなー、休みとっちゃおうかな」とも思ったのですが、総合的に考えてうちのエスクードはどちらも「これじゃない」の結論が見えてきたので、ご破算になったのでした。仕方のないことです。日頃、エスクードに接していない側の人と、エスクードについて対話するのは(する、ではなく、しなくてはならなくなったんですが)無謀です。

1600ノマドのユーザーさんは、すぐに連絡の取れるところに何人かいらっしゃいます。が、こういうやりとりでお察しいただけるかのように、とてもその人々を紹介できる内容ではないし、責任が持てない。仕返しに、は別です。もっとも彼らが更に連絡し直して2000の5ドアを借り受けたかどうかは知りません。思うにこの企画から、エスクードは外されたんじゃないかなと・・・