以前、和邇さんはぺろりと平らげ「口程にも無い」と言っていました友部サービスエリア(下り)のメガ盛り豚丼『筑波山』に、実は挑んだことがありませんでした。
よせばいいのに挑んでしまいました。後で聞いたら総重量1kgだそうで、先に聞いていたら絶対に挑まねーよそんなの。案の定ご飯が減らないへらない。炙り豚も8枚くらいまではおいしいんだけれど、段々脂っこさがのしかかってきます。
で、結果どうだったのかと言えば、まあなんとか食い尽くしました。
先日、不謹慎なことを書いたばっかりに、アボカドのメニューがすべて変態してしまいました。
ええっ? セラミック刀ですら刃こぼれしてしまう王蟲の外殻は脱皮してそのまま硬い抜け殻になるんじゃなかったのか!(だからそうじゃないって)
ココスのメニューに「フレッシュアボカドのカリブチキンジャンバラヤ」というのがあるんですが、あっ、もちろんこれがまずいとかいう話ではないことをお断りしておきます。
これを眺めていたら、なんかこう、アボカドが違うものに見えてきてしまって、食っても味がしない(あたりめーだ、アボカド自体にはそれほどの味は無い)
2007年に廃線となった鹿島鉄道鹿島線の常陸小川駅は、今ではバス停となっていて駅舎も無いのですが、かつては東京から常磐線を乗り継ぎ百里基地まで帰還する際、神田と栗原も乗り降りしていた(はずの)駅でした。
駅前には和菓子店があった記憶だったのですが、そこには洋菓子のお店が所在していて、「ひたちおがわ」の駅名表が残されていました。
和菓子の店は先代のもので、洋菓子店の若いあるじは三代目にあたるとか。神・栗コンビの時代には喫茶店(コーヒーの大盛りがあったかどうかは不明です)であったらしいばかりか、お店自体は業種を変えながらもこの地に開業して70余年だというから、旧駅の銘板が託されたのも必然ですね。現在、小美玉市の一部となった旧小川町の玄関口でもあり、は、基地やジョイフル本田の母体である材木商などひとつの経済圏を有した大きな町だったことがうかがえます。
石岡市の目抜き通りに、ヴィオレという名のベーカリーがあって、僕は子供り頃、食パンとコッペパンとあんパン以外の洋風な菓子パンや調理パンを、この店で初めて(買ってもらって)食った記憶があります。ケーキも焼いていました。一時期、この店舗だけでなく国道沿いに進出したショッピングセンター内にも出店したほどでしたが、このショッピングセンター自体が撤退。店主も高齢化によって、おととしの五月末で本店も閉店していました。
が、昨年、夕方にこの目抜き通りを通りかかったら、店内に明かりがともっているではありませんか。はじめは、ああ、誰か新しい借り手がついたかで改装でもするのかなと思ったのですが、日曜日にまた通りかかるとシャッターは下りたままで何の変化も無い。
ところがその後、日中そこを通過したら、ちょうど道路の混雑で店舗前で停止となり、チラ見するとお店が開いているではありませんか。ぬぬっ? と近くの自由駐車場に車を置いて店舗まで戻ってみると、その日は週で唯一営業している金曜日で、いつの間にか修一復帰されておりました。
にやにやしながらお店に入ってトレーを手にすると、目当ては餡デニッシュとショコラデニッシュとアプリコットデニッシュ・・・だったのですが、餡とアプリコットは現在は作っておらず、ショコラが健在で、リンゴデニッシュがありました。主力は常連のお客さんが注文する食パンなので、何種類もの菓子パンや調理パンを同時に作るというのは確かに骨が折れることでしょう。実に久しぶりの懐かしい味は少しも変わっていなくて、金曜日に通えるかどうかが悩みの種。
霙が短期出張で宇都宮に出ることとなり、カーナビゲーションだけでは心もとないというので、親ばかなとーちゃんと妹思いのねーちゃんとで試走に行きまして、昼時にさしかかっていたので通りかかった和食の店を訪ねたわけです。
見ようによってはけっこうやつれた古民家なんですが、丁寧に掃除が行き届いた玄関先や、しっかりと改装された店内で、これは当たりじゃねーか?と直感。
あとで知ることになりますが、和食登夢(とうむ)は地元では有名な魚料理の店で、品書きが毎度手書きで日替わりするらしく、定食と言ってしまったら罰が当たるような品数(トレーに乗っている方がランチ標準装備で、別皿の方が主食)と、その設えと味に「当たりじゃねー、大当たりだ」と唸ってしまいました。しかも食後にデザートとコーヒーが出てくる。夜でないと食えないものもけっこうあり、時々出かけちゃうしかないぞと目論むのでした。
霰に転勤が内示され、混雑しない通勤路をどうとるかで下見に出た帰り道、バリエーション豊富で盛りの良いパスタの店に立ち寄りました。ここを見つけたのは家内で、一昨年の高校の同窓会の集合場所になったお店で、その後夫婦でちょくちょく通っていたのです。が、うちの奥さん店の名前を覚えられない人。初期の頃は、
「コマドリシマイ? いやちがうな、ヨリドリミドリ?じゃなくて」
ドリしか合ってねーよ・・・
パスタ以外にも肉料理と魚料理のコースなどもあって、ランチの組み合わせバリエーションも豊富で、肝心なところは、もちろん美味いのです。
が、霰とともに出かけた折に初めて気が付いたのですが、ブックスタンドに意外なものを発見。
西風のGTロマン・・・なんかはどうでもよくて、その隣にぽつんと立てかけてあったのが、というより定食屋やラーメン屋をどうこう言うつもりは毛頭ない前提で、自分の中ではパスタ屋(イタリアンレストランカフェ)でこの風景自体が珍しいわけです。←偏見
そのうえ、立てかけてあったのが「新造人間キャシャーン」って、それ趣味性が無けりゃ置かないでしょ? この単行本は2004年に出版されたものですが、作品自体は70年代の月刊誌に連載されていたマンガですよ。僕自身、何十年前に読んで以来の再会です。店員さんに聞いたけれど案の定、三十代の人は「キャシャーン、知りません」の答え。店主の趣味に違いなく、別の意味で親近感がわいてしまったけど、現在は謂れを聞きに行くこともできないねえ。
ブラジル風コロッケはどうやらポルトガル語を語源とした名前のようです。この形状が鶏の腿肉に似ているってことで、 ポルトガル語の「コシャ」(coxa 腿)で、COXINHA(コシャーニャ)。コロッケ自体、茹でたジャガイモやキャッサバを潰したものの中味にほぐした鶏肉を入れて揚げています。昨年来、時々通っている「CUP OF JOE」の定番メニューで、その都度食べたい数だけ注文できます。5個頼むと1個分がサービスになっているのを最近知りました。
これはまあ極論こじつけなんですが、COXINHAもESCUDOも同じ言語圏から来た言葉。ロケハンに出かけて偶然見つけた店でしたし、店名は北米スラングなのでコロッケのことまで気が回っていませんでした。
こういう偶然は、やっぱり楽しい。だけど今、うかつに通っていけない情勢のため、昨年の訪問時の話を再録です。警戒宣言が明けたら食べに行こう。というか、うちのほうはここも含めて国からは宣言など受けてないんですが。