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  ~懲りない傾向~

韋駄天前線

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角館葉桜

火曜日早朝の角館がこんな有様だったので、こりゃ秋田と青森はもう間に合わないなと(山形もほぼ間に合わなかったのですが)北上しましたが、数日前に大風が吹いて、各地の桜は満開のさ中に散り散りになってしまったとのこと。

「ピークが例年よりも一週間早かったですねえ。ゴールデンウイーク中のキャンセルが相次いでいます」

小坂はどうにか宿泊先のフロントでもそんな対話。そんなわけで前回の青森では早すぎ、今回は遅すぎました。

秋田県の小坂町でどうにか散り際直前の桜見物ができただけでも良しとするしかないです。谷あいの小坂は風の影響を受けないのが穴場ですが、本来ならもっと立派な満開になります。

津軽SA震災のあったあの春は、同じ時期に訪ねてきて「まだまだ早いよ」と言われたものでしたが、ことしはこちらの立ち上がりが合いませんでした。

青森県内で少しはましだったのはこれだけです。でもそんなんではあきらめもつきませんので、翌朝弘前へ・・・行ってはみましたがやっぱり葉桜。うぬぬぬ・・・もはや城跡などには頼れん。

そうなのだ、津軽は城跡だけじゃないのだ。津軽富士なのだ。とか勝手に決めつけ、岩木川を遡って行きまして、なんとか青森の風景を収めて帰ってまいりました。

1人で東北六県廻るなんて不毛すぎだった。宮城と山形は負け戦だったし・・・ 来年はもう少し精進します。桜の風景2015は、ひとまず北海道からの便りを待ちます。

季節は巡る

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青葉通り仙台市内のソメイヨシノはすでに見ごろを過ぎ、朝と夕とで街路樹の芽吹き具合が全く異なるほどに、ものすごい勢いで新緑の成長ぶりが目につくようになりました。青空駐車場だと日中さぼって昼寝していたら汗だくになってしまう日が出始め(さぼるんじゃねーよ)、ちょっと郊外に出ると、先日の話じゃないけど木陰を探して路駐しているご同業の車がちらほら。先日まではねえ、その日差しが恋しかったんだよねー。

 

しかしですよ。岩手県沿岸の仕事先までひとっ走りして、ショートカットしようと山越えなどしようものならまだまだ雪に閉ざされていてUターンを余儀なくされます。どうにか越えていけるルートも外気温を見たら3℃。

このときダートでリアが滑り、スタッドレスの丸坊主に悩まされオールテレーンに戻すきっかけとなりましたが、丸坊主よりはましとはいえ、まだ真冬の土地にも行かねばならぬのが予断を許しません。

あと6000キロちょっとで540000キロです。今年も少しずつ距離の伸びる季節が巡ってきます。このところ1カ月平均5000キロまでは走れていませんが、4000キロ平均で推移しても、来年の後半にはバッケンレコードに追いつくのか。さすがにその頃には飽きられて話題にも乗らんだろうねえ。

木   陰

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木陰断じて昼寝しに来たのではない。

昼寝してたら満開の撮影ができない。

盛岡へ向かう途中に見かけた並木に釣られて紫波で降りちまいましたが、しばらくボーっとしていたい気分になります。しかし世の中の世知辛いのは、こういうところで昼寝していると、知らないうちにその地域の不審者出没情報マップにマーキングされるご時世です。

岩手山まあここは橋の上から並木を写真に撮る人がけっこういたので、昼寝さえしていなければ問題なさそうでしたが。今年ようやくこんな穏やかな天気で桜見物できましたよ。盛岡市内はピークを過ぎていたので、道草して正解でした。

が、盛岡の仕事のあと足を伸ばした小岩井の一本桜はまだまだまったく咲いておりませんでしたので、立ち止まらず通り過ぎてしまいました。

美術家の軌跡

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「後のシリーズで良いものができないのは、それがデザイナーの仕事だからだ。美術家とデザイナーは向いている方向が異なる」

成田亨さんは90年代にウルトラの造形について持論を展開していました。芸術としての発想か、産業のための仕事か。という違いが明確にあって、美術家の生みの苦しみは生半可なものではなく、安易にウルトラマンに角など付けたりしない。と・・・

それはごもっともなれど、成田さんご自身もウルトラマンの形を仕上げていくプロセスでは、幾ばくかの迎合を余儀なくされたのではないかと思わされます。

だって、そうでなかったら、初代ウルトラマンがその後半世紀近く不偏の姿で居続けられるだけの、視聴者の受け入れは無かったと感じるのです。それくらい、美術家としての成田さんの作風は癖が強い。「突撃ヒューマン」と「ザラブ星人」なんて、ほぼ一緒の顔立ちですよ。ヒューマンがヒーローであったというのは、かなり異例のことだと。

いや、僕は「突撃ヒューマン」けっこう好きで見てましたけど。

しかしあれだけの数の原画が一堂に会すると、もう毒気に当てられた気分になります。全体の1割程度のメカニックの図版を逃げ場にしてしまいます。本質的に成田美術は苦手なのだわ。

そんな中でしばらく見とれていたのは、油絵で描かれた「波間のMJ」。うねりの中を突き進む、洋上の万能戦艦マイティジャックですが、船体よりもそのうねりの波の迫力がものすごい。その隣にあった「ピブリダーの帰還」も、夕映えの中から飛んでくる小型戦闘機の立体感と構図は、アニメ屋さんにはできない画だなあと感じます。

そのくせ、同じMJシリーズのアクリル画はちっとも面白くない。なぜってそれは、あまりにも商業的な絵だからなのです。

てなわけでこの企画展。混雑していないときに観ないとだめだなあ。もっともどんな展覧会もそうなんですけど。あとは、やっぱり成田さんに精通している学芸員さん(どれだけいるのやら見当つかない)を配置してくれないと、問い合わせても何も答えられないガイドじゃ話になりません。

 

 

またかよパナマ

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ぱなまなるほどでっかいトカゲが出た痕らしく、えぐられた草原にはGを示す看板も立っているとか。

だがな娘よ、それはリンガナエじゃないし前にも言ったけど、日本の学者は、ここから出たやつを同類とは認めていないんだってば。

五年めの路頭

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深夜鎮魂と慰霊の日が始まろうとする未明、猛吹雪によって積極的に東北道を通行止めにされ、さあどうする時間通りに目的地にたどり着けるのかと途方にくれながらも、凍結していない雪道は走りやすいと実感している図。

4年前、震災以前はこれほどたやすく高速を締め出されなかったんだけどなあ。

熱帯雨林の雲の島

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いすら・ぬぶらるイスラ・ヌブラルとは「雲の島」という意味で、コスタリカの先住民族が住んでいたといわれています。

もちろん今は無人島のはずなのですが・・・そんなことよりカラバオはどうなっちゃったんだよ?

まったくうちの娘は、ねーちゃんに何を吹き込まれてほっつき歩いているんでしょうか?

カラバオの渚

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みなみのしまその辺にリンガナエがいないか探しているそうな。

リンガ(トカゲ)ナエ(海の)というのはカラバオ共和国の言葉で首長竜を示しています。が、まあ、霙はピーター・ポール&マリーを知らないだろうから、見つけちゃっても「パフ」と名付けたりはしないでしょう。

しかしだ。例によってこっちが雪と凍結の土地を訪ね歩いているときに、この写真の第二陣を送りつけてくるかよ(泣)

答えは二つあるけれど

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2000とりあえず、

ここはどこだ?

 

 

 

こういうのってコメントが無いとすっげー哀しいんだよな。

小正月の風物

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どんと祭15日に盛岡市で開かれるどんと祭は東北(厳密には東北以外でも)の冬の風物です。仙台市でも14日の午後になると、一番町や中央あたりの通りは絶え間ない鐘の音が鳴り響き、そこらじゅうから半裸白装束の若者たちがそれぞれ、参拝先へと無言の行列を繰り出していきます。

もとは仙台藩に出稼ぎに来ていた南部杜氏が始めた参拝スタイルだそうで、南部杜氏といったら石鳥谷町が発祥の醸造集団で今尚全国の拠点。仙台発の奇祭と言われるどんと祭の裸参りは、岩手から来たもののようです。

しかし街をあげての行事となった現在では、大なり小なりかなりたくさんの企業や団体がこれに参加していて、大崎八幡宮だけでも3000人を超える参拝者でごった返し、正月の注連飾りや古くなったお札を焼いて息災を祈願します。

参拝に至る彼らは口に含み紙をくわえ、無言で歩くのですが、我々もはなしかけてはなりません。その間鳴り響く鐘の音は、なんとなしに街の空気を清めていくかのようです。