15日に盛岡市で開かれるどんと祭は東北(厳密には東北以外でも)の冬の風物です。仙台市でも14日の午後になると、一番町や中央あたりの通りは絶え間ない鐘の音が鳴り響き、そこらじゅうから半裸白装束の若者たちがそれぞれ、参拝先へと無言の行列を繰り出していきます。
もとは仙台藩に出稼ぎに来ていた南部杜氏が始めた参拝スタイルだそうで、南部杜氏といったら石鳥谷町が発祥の醸造集団で今尚全国の拠点。仙台発の奇祭と言われるどんと祭の裸参りは、岩手から来たもののようです。
しかし街をあげての行事となった現在では、大なり小なりかなりたくさんの企業や団体がこれに参加していて、大崎八幡宮だけでも3000人を超える参拝者でごった返し、正月の注連飾りや古くなったお札を焼いて息災を祈願します。
参拝に至る彼らは口に含み紙をくわえ、無言で歩くのですが、我々もはなしかけてはなりません。その間鳴り響く鐘の音は、なんとなしに街の空気を清めていくかのようです。
わー懐かしい!
子供の頃、これを見に行ったら、テレビの中継やってて参拝者にインタビューしようとしていて、子供心にダメだろ、と突っ込んだ記憶があります。^^;
毎年見かけるんで関係者に聞いてみたら、だいたいその手のテレビクルーは宮城や東北の人じゃなくて、裸参りの作法を知らない転勤組なんだそうです。
それならそれで作法のレクチャーしとけばよさそうなもんなんですが。
私も仙台在住の頃行きました。
地方には色々と特色のある行事(所謂「奇祭」も含めて)ありますよね!
昨年はじめて解けた謎がありまして。
でっかい鳩サブレを持って歩いている人をよく見かけて、どんと祭りの縁日で買ってきたらしく、行きつけの店にも飾ってあったのですが、あれって鳩サブレじゃなくて「鳩パン」っていうのね。
え(・_・;)
「鳩パン」は知らなかった・・・
元よりそんな「パン」売っていたのか、から記憶に無い(T_T)/~~~
因みに私は当時「仙台七夕」より「どんと祭り」のほうがより楽しかった記憶があります。
七夕は能動的に参加するタイプの催しじゃないですものね。
能動的なのはすずめ踊りの方?