痛めて一ヶ月以上経つ手首ですが 一向に良くなる気配は無く・・・ もらってきたシップも底をついたので 痛い方向に物理的に曲がらなくしてしまえと 医療用のサポーター買ってみました。 さて痛みは軽減するでしょうか?
随分前に少年エースか何かで連載されていた「マイティジャックTHE SHADOW FORCE」は、その時期からして変わり種素材を求められた漫画だったように思います。それが後になって第一巻が単行本化されたのが2005年頃でしたから、忘れてしまうくらい年月が流れました。連載自体を読まない派なので、いつどういう終わり方をしたのかも知らないわけです。こんなのさっさと完結の第二巻出して売り上げ回収だろうと感じてたのですが・・・
先ごろアナウンスがかかり、ようやく「完全版」を11月に発売すると。おー、どれだけ待ったかもう覚えてねーよ・・・ってなにその「完全版」!
つまり二巻めを独立して出すほどのページ数が無かったのと、それ以外の補填情報がぜーんぶ写真集に使われてしまったからなのか。いずれにしても企画やら監修やらにおいて「影の力」が働いたんだろうなあ。こうなると一巻が不憫に思えてきますが、それを所有していない人には重版するよりも完全版の方がありがたいのか。
しかし元々の「マイティジャック」が1968年の特撮ドラマです。リアルタイムで観ていた人はもはや高齢者。漫画で体験した世代もぼちぼち中年世代? この辺りのファン層がボケないうちにもう一度映像化という伏線でもあるんでしょうか。そうなればMJ号は「ウルトラマンゼロ」にモブで登場して以来の快挙なんですが、海底ドックから発進して波を蹴立てて飛び上がったあと突然薄くなる「影=存在感」をどう色付けするかが肝心です。
「雷蔵さんのエスクードのことについて教えてほしいのですが。1200字くらいの原稿書こうと思って」
えっ? と驚いちゃいましたよ。ノスタルジ屋の店主・松浦さんからそう言われてお店に行きましたよ。あら福島県からいらしたと思しきヘリーハンセン・リミテッドが停まっていました。が、ここは本編とは関係ありません。聞けば郡山から三時間かけてやってきたとか。
そのお客さんがお帰りになるのを待って本論に。松浦さん、クルマやバイクの古いカタログ販売で店を切り盛りしていますが、実はクルマに関してはかなり疎い。たぶん霰よりは上で霙よりは下くらいの位置付。まあそれは置いといて、何ゆえうちのエスクードのことを書こうと思い立ったのかを聞いたら、
「目標にしているメーターが100万キロに達したとき、ゼロに戻るのかその手前で止まってしまうのかを気にしていらしたでしょう? それが面白そうで」
「でも、一台のクルマが100万キロを走ろうっていうのは大きな話題になるでしょう? 注目されるのは間違いなくて」
「四国にいらっしゃるセドリックのオーナーみたいに、テレビ局が取材して放送されればの話ですよ。今しがた帰られたお客さん、僕や僕のクルマのことなんか、となりに停まっていたのに知らなかったでしょ? こういうのはメディアが取り上げて世に出なけりゃ人知れず到達するそれだけのことなんですよ」
到達できるかどうかもわかんないけどね。
「雑誌に売り込んだりはしないの?」
「昔は30万キロで投稿したりもしましたけど、あの頃はエスクード自体が売れっ子でしたからねえ。いま注目する人なんかいないでしょ。されているならとっくにオファー来てますよ。投稿するにしてもそのタイミングは実際に100万キロになって記録写真でも撮っておかなければ誰も信じない。何かに掲載されたらされたで、オドメータがリセットされるのかされないのかのほうに話が行っちゃうんじゃないですか? 松浦さん自身が語るに落ちてるし」
というような話をして、松浦さんが知りたいエスクードのいくつかの基本データを説明し、まじめに書いたら1200字では足りなくなるくらいの情報を提供してきましたが、さてどんなお話を書いてくれるのか。だけど楽しみではありますが、何かに投稿するわけでもなさそうですから、BLUEらすかるの逸話はやっぱり人知れずの域です。
1989年10月9日、千葉県が建設を進めていた国際展示場がこけら落としされました。通称幕張メッセ、東京の晴海からモーターショウを移転させた大きな話題にはじまり、後に有明ビッグサイトが国内外の巨大展示会を東京に引き戻すほど躍起にさせ、東映ヒーロー撮影独壇場だったつくばセンタービルからロケ地をもぎ取ってくるくらい首都圏では向かうところ敵なしの見本市会場でした。インターネット時代の少し前、幕張は都心から近く、電話代の安さで人気市場だったこともあります。
メタルヒーロー「特急指令ソルブレイン」の面々が歩いてくるシーンを使うとカテゴリーが変わってしまうので、幕張メッセオープン後にスズキがエスクードのカタログに使った画を持ってきましたが、89年秋はまだ初代の1型の頃。カタログに出てくるのは2型以降で、ノマドも登場した90年代初頭はメッセ、エスクードともに右肩上がりの時代です。下手くそなCG合成もせず、手間をかけたカタログ作りが行われていました。そういうところにも人気の土壌があったのではないかと感じます。