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  ~懲りない傾向~

小型車の再考 (ひとまず後編)

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アピオ会長の尾上茂さんが、パリ・ダカールラリーに投入したTD11Wを作り直しショーモデル用に制作したピックアップトラック。

分類上存在しないけれど、型式で言うなら便宜上TD11Tとなるのか? 今はこんな状態ですが

「整備すればちゃんと動くよ」

(そ、そんなこと言われたら欲しくなっちゃうじゃないですか)

5型の現行モデルが登場した今、エスクードのダウンサイジングは極めて非現実的な話に過ぎないのですが、尾上さんの言葉を借りると、

「ジムニーと今のエスクードを同じ土俵では考えていないから、私が乗っているTD94Wの使い方は、スキーに出かけたりキャンプに行ったりという、クロカンとは異なる楽しみ方に使っている。だけど、こんなふうに考えることはあるんだよ」

それは、尾上さんがオーストラリアンサファリ時代の後半に使ったTD01Wのサイズが基本となるそうです。そこに1800ccくらいのエンジンを載せて、小さなエスクードを復活させるというアイデア。

「三菱だって、パジェロioをやったじゃない。あんな手法だっていいよね」

いやー、それはジムニーシエラの役目だと思っていたので、エスクードの話を聞きに行ったからとはいえ、エスクードという枠組みでそういったアイデアを語っていただけたことは、非常に嬉しいものです。

「今のエスクードにはショートはないんだよね」

「海外だけですね。以前はテンロクを載せてちょっとだけ売ったけれど」(これは二階堂さん)

「あれが海外では2400のガソリンと1900のディーゼルで、幅員はともかく、長さは初代くらいなんです」(これは僕)

尾上さんは、エンジンは2000未満で、税金のことも考えてのボディサイズを選択したいと語ってくれました。重要なことは、三代目である現行モデルや、軽自動車という規格と用途とは分けて、ニーズを掴むことなのでしょう。それはジムニー1000や1300を経て、エスクードが生み出された経緯を再考することでもあろうと感じます。言われてみれば、親パジェロとパジェロioは、全く別の車でありながら、ミニやJrとつないだ家族構成を成立させているのです。

 

 

6 Responses

はい、そこが欲しいんです。
でももう、国内向けにショートが出る事は無いんでしょうが…。(☍﹏⁰)

  • 二十五周年限定モデルで100台、とかね。そういうタイミングでならコンバーチブルでだって三代目のショートを出してもいいと思いますね。

  • それにしても、このトラックのRビュ-はいいな!

  • ああ、それなんですけど、譲ってもらえる路線ありですよ。

  • 5型、なんじゃあれ・・・。
    利点はナンバー曲げなくてすむだけ^^;
    例のトラック、さみしい状態に。

  • 四半世紀の到達点があれですよ。まあ四駆ブームやらRVブームというのは過去の話ってことですね。