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  ~懲りない傾向~

CGは所詮CG

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これが5型のエスクードの後ろ姿。どこの車かわからなくなっちゃうような、個性の平準化が起きています。

しかし寸止めのようなデザインの破綻を防いでいるというか、真横から見た雰囲気には、見慣れていることもありますが、さほど違和感を覚えません。

これはあくまで個人の主観ですけど、スバル・フォレスターのサイドビューには独特のいびつさがあると思っており、それはそれで味を出しているからいいのです。しかし、マイナーチェンジしたエスクードからはそれすら感じなくなりました。

意外なことは、散々言われてきたスペアタイヤ廃止の現実を「実物」として見ると、なるほどタイヤを背負っていた姿は「重く感じられていた」という印象でした。機能・性能論から言ったら、廃止には反対ですが。

だけど、このようなローアングルからの見栄えは、フロントからだとバンパーのデザインがごちゃごちゃしすぎでひどいものです。そのため、フロント側からは普通の立ち位置で眺めたほうがいい。思ったよりも受けは良さそうです。

現物を見れば見るほど、カタログのCGのインチキ臭さが際立ちます。確かに中身は本格オフローダーと呼べるくらいのメカニズムを維持していますが、そのオフローダーってなんのことなんだよと考えながら実車を見たら、カタログ表紙のような礫だらけの荒野になんか、恐ろしくって行けません。これは初代が履いていた当時のタイヤでも、同じことを言ったものですが、スペアともども、本格オフローダーと唱いながらタイヤをケチってどうするんだと思わされます。いやもう、こんなことなら、

「タイヤは4本ともオプション」

とか開き直ったらいいんじゃないかと思います。

それでも、タウンユースという需要へ絞り込むことで、客層はかえって広げられるのかな。ともかくネット情報に依存せず、展示車のあるところへ見に行ったほうがいいでしょう。かなり地味です。でも決して悪くはないです。

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