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  ~懲りない傾向~

ケルトの年末祭

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日本では川崎で開かれるイベントが最も有名だそうですが、記憶をひっくり返しても、20年遡ると、「ピーナッツ」の登場人物のひとり、ライナス・バンペルトが語る「かぼちゃ大王」の逸話くらいしか残っていなくて、僕みたいな田舎者には縁遠い行事だったようです。でも、たぶんハロウィンが日本の季節行事に定着してきたのって、90年代半ばくらいからじゃないかなあと感じています。もともとは、ケルト人の過ごした、その年の終わりと、その日に行われる収穫感謝祭で、これが世俗社会に広がり伝えられたお祭りだそうです。

 

魑魅魍魎とモンスターが闊歩しますが、その代表格とも言えるジャック・オー・ランタンなどは、悪霊を退散させる結界のようなもの。

「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」というのはむしろ、僕の田舎じゃ中秋の名月の晩に、子供たちが歩いて回る「月見泥棒」に近いのです。

月見泥棒は、要するに各家庭の縁側や庭先に設営された月見の供え物を獲って行って良いというイベントですが、最近は廃れた感があり、じゃあハロウィンの晩に子供らが練り歩くかというと、そういうことも行われていない。なんだかやっぱり、都会のパーティーイベントってところなのかもしれません。

2 Responses

月見泥棒って始めて聞きました。
うちの方じゃ、近いのは地蔵盆かな。
悪戯はしないけど(笑)

  • 極めてローカルな子供会の行事ですから、そんなの知らないという地方の方が多いでしょうねえ。