フジミの製品としてリリースされているTA01W・・・を改造した幌モデル。マッド風の大径タイヤに交換され、車高が上がっています。幌のフレームは前側が省略されたり後ろ側が簡略化されていますが、サンバイザーやアンカーとシートベルトなどが作りこまれ、窓も半分開いているという幌車の軽快感が演出された、思わず持ち帰りたくなる出来栄え。そしてこれはSIDEKICKとして仕上げられ、左ハンドルなのです。これを作った人にはお目にかかれませんでしたが、展示している模型屋さんのご主人とお話をすることができました。
「沢山の顧客が、メーカー(フジミ)に問い合わせをするのですよ。それがニーズとして受け止められるから、再販につながるんです」
なるほど。金型が潰されない限りは絶版扱いにはならないけれど、モデルに対する版権が関わるから、需要が高まらないと再販できないということなのですね。すると、「現行エスクード出してくれ」と全国的なリクエスト攻勢をかけると、どうなるんだろう?
これですね、某所へ見に行かれてたのは。
現行ですか。
たぶん模型にするとかなり地味かもしれませんよ、とくにグレー系の基本色になると(笑)
いやいや、そこは成型色がそのまま車体色として使えるあれを表現できるので、模型の方にもそれなりの品質を要求するわけです。
・・・めんどくさがられてラインに載せてもらえないか。
ちょうど今、色をガンメタにして作っているところです。
さすがに改造はなしですが、できるものならノマドでも作ってみたいけど・・・
ガンメタル色(あるいは黒鉄色)だと、艶が異なって出てくるんですよ。
うちの幌はご存知のようにダークブルー(今では考えられない大雑把な名前)、ガンメタルと言われているのは正確にはチャコールグレーのメタリックで、けっこうシックな発色です。
改造なしで作るのもけっこう大変なのがこのキットですね。窓なんかの透明部品は、窓ごとに分割したほうが貼り合わせがしやすいです。