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  ~懲りない傾向~

復活の火

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素直に「復活の日」と書こうとしたのだけれど、小松左京さんのSF小説と間違えそうなので、一文字いじりました。しかしそこには何も意味がなかったりややこしかったりするだけです。

夏場から相談を受けていた、和邇さんのTD02V(初代ですが02、ステーションワゴンですがWでなくV、というのが逆輸入仕様の型式)サイドキック・ロングのエンジン不調が、ひとまず修理完了したとのこと。この車も92年式くらいの個体で、あちこち傷んでいたものをだましだまし乗ってきた古参のエスクードです。

和邇さんには30年来の付き合いだったショップが、彼の生活圏内に所在しているのですが、このお店は残念ながら世代交代してエスクードの取り扱いは激減し、次第に修理屋整備のノウハウも薄れてしまったのだとか。今回の入庫で真っ先に手を入れたクランクプーリーのパーツ分離、偏芯による始動時の稼働異常についても、原因を確実にはつかめなかったそうで、そういうことならと、フジ・オートの渡辺さんに診てもらっておりました。

フジ・オートにおいても、初期診断ではタイミングチェーンやファンベルトとカバーの干渉かな? と考えられましたが、渡辺さんはクランクプーリーの経年劣化を発見して交換修理に臨みました。その後、引渡しまでに試運転で走り込み、音と稼働の状態を念入りにチェックしたそうで、今後は機会を見てエンジンマウントの交換も行われます。渡辺さん、最近は自ら撮影した写真を取り込み、タブレットを使って故障箇所や修理の内容を説明してくれるらしく、和邇さんも不調と推測を照合できたとのことです。

話をうかがってみると、今回の不調原因は、しろくまさんのノマドでも確認されたことのある、プーリーの偏芯だったようです。それを聞いて、こちらとしては後手を踏んだなと反省しているのですが、特定の症例ではなく複数の事例として確認ができたことで、同様の不調個体のためにデータを活かせるでしょう。

 

2 Responses

フジオートのブログを拝見しまして、クランクプーリーダンパーの断裂をググッてみたりしたのですが、必ず起きるってものでもなさそうですね。
前車の1型はODなしで、かなり回していたにもかかわらず、クランクプーリーは大丈夫でしたし。
そのかわりピストンリングは摩耗したようですが。

  • ロットの違いで、使われている部品自体が変わっていますから、いろいろなケースがあったり被ったりですね。