群青 と題された第5巻が年末に出ていたようです。第4巻が出たのが2011年の8月だったので、月刊誌の不定期連載は待ちが長いなあと思わされ、結局第1巻からあらためて読み直すことになるわけです。
父親の告別式から始まっている物語だけに・・・というところは関係ないのだと理解していながらも、人の天寿というか寿命というかが身近なところにあることを突きつけてくる漫画で、以前の作品にある活劇やサスペンスの中で描かれていたものとはずいぶん異なるリアリティを感じさせます。物語がほのぼのとしているだけに、余計にずしっと来る。
それはさておき、この巻で遂に(たぶん)、看護師のアライさんがその姿を現したというのが、読者的には驚き。といっても、雑誌掲載時に既にそのイベントは発生しているわけですから、先月発売された単行本を今頃見て「おおっ」とか言ってる僕は乗り遅れてるのです。
ただ、編集者の話によると、アライさんは今月発売?の連載誌3月号にも登場するらしいことが、別の書籍の対談に出ている。語られているサブタイトルが異なっているので、二度目の登場と思われますが、対談が夏に行われているものの録り下ろし。よもやこの単行本に収録されている話数の勘違いじゃなかろうね?