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  ~懲りない傾向~

地上波出航

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宇宙戦艦ヤマト2199の、4月からの地上波放送開始が決定したそうで、いよいよ本当の意味でテレビ番組としての復活を遂げることになります。が、こっちはこっちで依然として仙台に映画がこないことからソフトで観ており、このソフトの方がまた遅れる遅れる。ようやく第四章を手に入れたところです。とはいえ、22日リリースのものが21日に受け取れるのだから、悪くはないのか。

だけど全七章構成のソフトを四章まで買っちゃったところに、テレビ放送決定とか言われても、いまさら遅いぞの感が強いです。ここから先は、よもや放送が終わってから続巻リリース、なんてことがないよう祈るばかりです。

それはそれとして、これほどガミラスを掘り下げるというか作り込むというか、強大で懐の深い敵であることを描くとは。ヤマトのご一行様に対して、まるで後年描かれ出すジオン公国の皆さん並みに厚遇されているなあ。こんだけ強い国家も、侮ったがために窮鼠猫を噛むの噛まれる目に遭ってしまって滅んでいくという展開は、それでもたった1艦の敵にかい? と思っちゃいます。

一方のヤマト側は、陰謀と腹の探り合い的な伏線と予感がぽろぽろと小出しにされていくのですが、なんだかこう、似合わない描き方になっている。ここまできて今さら昔のヤマトとどうこう比べても意味はありませんけど、あまりえげつない方向に持って行ってほしくないねえ。

2 Responses

詳細すぎる設定と、緻密すぎる構成に辟易しかけてきた第四章。
行きつく先がわかっているだけに、そこに至るまでの過程をどうやって見せるのかが演出サイドの苦労するところだということもわかっちゃいるが、“いらんツッコミはさせないよ”と言わんばかりの新機軸と、オマージュだかパロディーだかリスペクトだか知りませんが、デジャヴのような“どこかで見たことのある”画ヅラに、オヂサンは違和感を禁じ得ませんのさ。
ハラハラドキドキの危機感の欠如は、観ている側の責任ですけど(笑)。初めてヤマトに接するムスメたちには、最後までネタバレしないよう気をつけなきゃね。

  • 今作のヤマトで一番違和感を持っている部分は、実は楽曲です。
    楽団の編成やミキシングの問題でしょうけれど、妙に音が軽くて薄っぺらいんですよ。
    もっとも、再生しているこちら側の機器のスペックが低いということもあるのかもしれないけれど。
    第四章に関しては、2199の真骨頂を見せるための前哨戦というポジションですから、ここは流して見てしまえばいいやと気を取り直してますが、残りの航路のことを思うと、第五章もあまり代わり映えなさそうですねえ。