どうしたことか、身売りをしてからの円谷プロダクションには我が目を疑うような出来事をしばしば見てしまうのですが、純金製のウルトラマン像を限定(サイズ違いだと複数)販売という企画には目を覆いたくなる気持ちです。夢を送り続けてきた先の子供たちが、半世紀もすればもういい歳だろうという現実は現実ですけど、歳くったって光の巨人には神々しくあってほしく、それは純金の輝きなんかじゃないのです。
いい歳になってしまうちょっと前に見入っていた同社のテレビCM。こちらの方がよほど夢のコラボレーションをやってくれていました。
60秒に詰め込まれた情報量の多さに「子供は映像のすべてを理解できるんだろうか」と思いながらも、でもこれは1千万といくらかだとかいうくだらないハクの付け方とは裏腹に、円谷プロダクションの財産を活かしていた(ウルトラマンレーシングの企画とスポンサードをやって傾いたってことじゃないよねえ)んじゃないでしょうか。