新年早々煮詰まったので現実逃避して、転勤のときに持ってきた段ボール箱をあさっていたら、長谷川裕一さんの「逆襲のギガンティス」が出てきたので、読み返したらもったいないくらい面白い(最近だと「機動戦士Vガンダム プロジェクト・エクソダス」に収録されている)
挿絵のようなRX78は出てきませんが、アムロ・レイとジュドー・アーシタが共演することと、なんといっても伝説巨神と戦わせるという大風呂敷が、昔の東映まんが祭り的にイケているのです。ニュータイプとイデとのかかわりと対話の末、ジュドーがニュータイプに関する長年の問答にケリをつけるところは、僕のベクトルとも合致しています。
プロジェクト・エクソダスの方では、さらに先を行ってしまうのですが、そっちはいずれ取り上げるとして、聞けば機動戦士ガンダムZZは、宇宙世紀史からは無かったことにされたとかで、全体を量るとそれは解からんでもないですが、ジュドー・アーシタはほったらかしておくのがもったいない気がします。
このマンガ、それこそ映像化すりゃいいじゃないか。
ニュータイプ最強は誰だ!?などというスレは、
特攻カミーユだろっ、いや隕石止めるアムロだろっ、いやそもそも”お髭”には
誰も敵わないだろーっ、などと書き込みがある中で
何故かこういう話にあがってこないジュドーという書き込みがありました。
zzは誰でも簡単にモビルスーツ操りすぎだから目立たなかったのかなあと
思っております。あのノリがどうも馴染めなかったですが
今にして思えば損をしている主人公かも知れませんね。
あんな子どもに正論ぶちかまされてぐうの音も出ない大人の方が、見ていて情けなかったという視点で語ると(あくまでジュドーの立場で見た場合)、戦争と動乱の中を生き抜いてきた連中ってかなり鬱屈してやがったんだなあと思います。
ガンダムのラストシーンから直結して、こうであってほしいよなと素直に思わせるのが、ジャンク屋の悪がきを脱皮してからのジュドーなんだよねえ。
そのジュドーもまた、「エクソダス」では地球圏を見限ってしまうんだけれど・・・