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  ~懲りない傾向~

仮想現実の功罪

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mars-hつくばーどサイトで展開している「エスクードマイレッジ」は、奇しくもエスクード関係のクロニクルとして立ち上げたESCLEVがスタートした2003年に、史上最大の大接近を果たした火星までの距離を走りきろうという趣旨で、その目標ざっと57000000キロに対して、現在は33000000キロを越えたところです。退役したエスクードやレバンテも併せて、270台が登録されており、随時エントリーも受け付けています。現実に自動車が火星まで行けるわけはありませんし、1台きりでだってこんなとんでもない距離に挑むことはありえないけれど、そこはノリと悲壮感というウケで許され、そしてなにより参加者の心意気によって成り立っています。

こういう企画がよその車種で行われているかどうかまでは知りませんが、いずれにしろ「ばかじゃないの?」と思われても仕方のないプロジェクトながら、2006年からずーっと立ち消えもせずに頑張れています。これと同様に「SSレイド」「Eレイド」などの企画も、オフラインミーティングにはなかなか参加できないユーザーさんが、気ままに好きな時にチャレンジできる手法として、オンラインでの遊びとして考え出されました。

これらの企画に能動的に参加してくださる人々は、何の対価を得られるわけでもなく、ただ面白がれるだけという、主催者にしてみれば楽ちんですが、別の見方をすれば詐欺イベントじゃないかよと自虐的な気持ちに陥ることもないわけではないのです。だけど、いきなりアクセス遮断して参加者の投資を不意にしかねないというリスクは無い(サイトが閉鎖されるという可能性は0ではありませんが、たぶん第三者が困ることもない)

信頼をいただいていると単純に言えば言えます。それと次元は違いすぎるかもしれませんが、ちょっと考えればやばいだろう? と判りきっているように思えても、仮想世界への投資という落とし穴にはまってしまった人の多いこと。そういった世界での新しい流通文化を開花させたいと願う向きもあるのでしょうけれど、ビットコインの世界はあまりにも脇が甘いというか、事前の警鐘が少なすぎではなかったかと感じます。

火星に行きましょう! と誘われる方がずっと怪しいんですけど、インチキはインチキなりに真摯にやってます。

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