そりゃまあ緋寒桜だから開花が早いのは当たり前です。東京もまだソメイヨシノは蕾と言っていいでしょう。東京大空襲で焼け野原となった墨田区の戦没者慰霊と戦災復興を記憶している東京都立横網町公園の、清澄通り側の入り口にあるエドヒガンは満開。奥の慰霊堂は耐震補強工事を進めているようです。そういえば今年は関東大震災から数えても90年めです。
しかし仕事で来ているので、カメラなんか持っていません。携帯電話内蔵のカメラは、レンズ部分のカバーに傷が入っていてフレームの左側が歪んでぼやけてしまうのが泣けてきます。
浅草で見つけた十月桜も、分類としてはエドヒガンの仲間でコヒガンの雑種だそうですから、やっぱり満開。六区通りを歩いていて、一本だけ植樹されている不思議な風景ながら、見事な咲きっぷりです。蔦屋さんという袋物のお店の軒先ということは、蔦屋さんが植えたものなのか。軒の看板の緑色の屋号とのコントラストが実に良い彩を見せてくれています。
やーしかし歩いた歩いた。車で移動していたら、仮に気がついても素通りするしかないので、たまには鉄道で上京してくるのも悪くないです。