ケニアの獣の女医こと滝田明日香さんから久しぶりのメールが届きました。なんで雷蔵ごときがそんな有名人とコンタクトできるんだ? とか思う人の方が最近は多いかもしれませんので、あらためて紹介しますと、彼女は元エスクード乗りで、おそらく世界一過酷な、それこそパリ・ダカールラリー時代の尾上茂さんよりもスーパーシビアコンディションでエスクードを走らせていた人。マサイの家畜を伝染病から護るために、自ら巡回家畜診療プロジェクトを立ち上げて活動している獣医師です。当初、その巡回診療に使われていたのがエスクードで、その雄姿は「サバンナの宝箱」で垣間見ることができます(確か一昨年か去年、文庫本になったはず)
さすがにエスクードは数年前に自走不能となって、滝田さんの巡回車も変わっていますが、当時、彼女の活動を紹介するサイトは皆無でした。実際に世に広まるのは後に企画された民放の「情熱大陸」がきっかけになりますけど、それまでとその直後くらいは、インターネットで滝田さんを検索して出てくるのはつくばーどサイトの企画ページだけで、見ず知らずの人もうちのページをリンクに使っていたくらいなのよ(って、完璧に過去の栄光)
さて前置きが長すぎるのは棚上げして、滝田さんは現在、アフリカゾウの象牙密猟問題に取り組むNGOを新たに立ち上げており、アフリカで今、何が起きているのかをアピールしています。その活動内容が、4月5日22時から、NHKドキュメンタリーWAVE(BS1)において、「追跡アフリカゾウ密猟最前線」という番組として紹介されることになったそうです。
「アフリカ大陸でのゾウの密猟、象牙取引に関わる人、そして、それらの血みどろの象牙がどのようにアジア諸国に向かっているのかを追跡して来ました。より多くの人に日本を含むアジア諸国の象牙需要がアフリカゾウの生存にどのように影響しているのかを知っていただけたら、嬉しいです」
というのがメールに記されている滝田さんのメッセージ。何が力になれるかあてはないですが、何かできるとすれば、不特定多数の閲覧者に伝えることくらいはできるかなと、記事にしておきます。
しかしすまんっ、滝田さん。僕のことで言えば、仙台の作戦室では衛星放送見られないから、基地で録画してもらって後日見るから勘弁してくれい。