試乗車すらなかなか見つからないイリオモテヤマネコのようなクルマだという希少さに、うちの家内は価値観を見出すことはないのでした。
「直すと言ったのだから直します」
まーそれはよくわかりますけど、切り替えた方が早いという場合もあって、長期的に考えたらこんなチャンスはないよー・・・と言いかけてやめました。なんせそれはぷらすBLUEにもBLUEらすかるにも当てはまるのです。うかつなことを言って藪蛇になりかねない。
それはともかく、これで常磐道を走ると、たいていの車が、レクサスでもメルセデスでもよけてくれるという不思議な現象が起きます。
覆面パトカー(正確には捜査用車輌ですがね)率が異常に高いです(笑)。
都内でもキザシを見かける度にまず警察車輌ですよ。
フロントグリル内に埋め込まれた赤色灯は目立ちませんが、
後部窓に独特な配線廻しの無線アンテナがありますから判別できます。
この日僕が「サボルンジャーブラック」な出で立ちでいたので、高速以外の場所でも「ケゲン視線」受けてました。
この個体、昨年秋には実際に刑事ドラマの撮影にも貸し出されたそうです。
モータープールで警察車両のキザシを見たとき、
「?」が一杯浮かんだのを思い出しますね。
ちなみにキザシは音振屋さん渾身の一作です。
よそ並に遮音材・吸音材を入れられる車を作ると、
ここまでよくできるというお手本だとか(苦笑)
その一方でこの車の四駆は、雪上でドリフトするための車ということなので、
車のコンセプトとしてはどこへ向かっているのか、売り上げ同様迷走しております。
セミオートマだとトルクがもりもり出てるんですが、通常のオートまで走ると初速のギアが高くないか?というトルク不足が顕著に出ます。
顕著と言っても、じわーっと踏んだ場合の話で、頓着せずにアクセルを踏めば普通のクルマなんですが。
チューニングは違えど、同じJ24Bなので気になります。(^^;
6速までよく回りますけど、びゅんびゅんと吹けが良いというほどでもないです。トルクを使って引っ張っていっておっとびっくりー、という速度域に持ち込めるのですが、6速は時速70以上でないと使えない設定で、ODのことか? などとからかいたくなります。
結論から言うと、こんなのうちの家内に与えたらブン回して走りそうで危険なので、うさにーの修理は妥当な判断ですね。
じゃあ、ボンネヴィル・ソルトフラッツに持って行って、最速アタックしてこないと〜。
それよりも29日の夜、基地から青森まで走らなくちゃいけなくて、そのときに・・・
長野でスズキフェアがあった時、1度試乗しました。
車高が低いので、エスクードに慣れてしまうと乗り難いですね。
スズキの方も言っていたが、やはりこういったセダンタイプになると、トヨタ、日産等他メーカーに敵わないそうです。ヒットは見込めないと言っていたかな。
そういえば先日、近くで見かけたような気がします。黒色でした。警察車両ではなかったのではないかな。
キザシというネーミングは好きです。こういった日本語名の車も、もっとあるといいかな。
自分のメーカーの車をそう言ってしまうところが、本当にクルマを売れなくしていることに気づかないその営業マンこそが問題です。
ほっといても売れる車なんてありませんよ。初代のエスクードだって、売ろうと頑張ったアリーナ店長がいたんですから。
キザシは一代限りの状態ですが、進化成熟させるだけの手間をかけたら、大化けする素材です。
それをメーカーも理解していないところが哀しいのです。