1969年5月26日、アポロ10号が帰還を果たす際、秒速11.08キロという人類史上最も速い有人機の速度を達成しました。これは今なおギネス記録で、時速に換算すると39897キロってなんだこの数字は?な速度を保持していたのです。仮面ライダーフォーゼがマシンマッシグラーをパワーダイザーのカタパルトから打ち上げる速度は秒速7.68キロと言われていますが、衛星軌道に乗せることができるのでもう少し速いと思われます。それでも秒速8キロ程度。秒速11.08キロがどれだけ速いかといえば、あとちょっと加速したら重力圏脱出の第二宇宙速度となり、地球帰還ができません。絶妙の制御だったということです。
今や昔話ですが、アポロ10号の月着陸船(実際には着陸していませんが、ミッションとして月周回と11号着陸点の点検に使用)に「スヌーピー」、司令船には「チャーリー・ブラウン」というコードが与えられており、10号が次の月着陸のために安全性や確実性を賭けたミッションの意気込みを垣間見せます。アメリカ航空宇宙局には、黎明期から始まったシルバー・スヌーピー賞という懸賞制度があり、事故やトラブル回避の対策として、有人宇宙飛行ミッション成功への貢献者に、宇宙服を着た純銀製のスヌーピーバッジが贈呈されています。10号にはミッションそのものに願掛けが行われていたのでしょうね。
で、またまた前置きが長くて本題あっさりなんですが、ローテックさんの2300キロにわたる東北わんだりんぐなツーリングは無事に完了したそうで、24日に帰還の連絡をいただきました。
普代村と大潟村は、ぜひ立ち寄ってくださいとお願いしまして(その割には野田村の北山崎、と教えちゃいましたが)、「東北大陸説」を検証していただくために、それぞれの地にある北緯40度モニュメントを通過するというイベントを開催してもらっております。この場所の西の方は、Sレイドの出題でにぎわったところでもあります。
島国において大陸説などおこがましいかもしれませんが、ここまで走ってみて、ここから津軽なり下北なりの突端まで走ってみれば、それは検証できると思います。そして北緯40度を示すモニュメントはほかにもある(たとえばここ)わけで、どこを経由してでもいいから、緯度にしてもう1度、北へ向かうことを楽しんでほしい期待に、ローテックさんは応えてくれました。
しかしです。実はこのモニュメントはこれら以外にもまだまだあるのです。ローテックさん、今度は黒崎から入道崎まで、40度線横断しましょうっ!
雷蔵さん、ただいま!思い出深い旅が出来ました。
秒速11.8キロって、凄すぎて!
40度線横断、いいですね~、すごいとこ走りそう(笑)
有難うございました。
まともに横断するとトライアルバイクでなければ歯が立ちませんので、四十度線を軸に南北にちょっとだけずらしてルートを作るんです。
これから山瀬の季節で霧に巻かれますが、霧の出なくなる夏場はいいですよー。