newVITARの海外記事を読みながら、だんだんめんどくさくなって、いっぺん翻訳ソフトに委ねてみました。するとびっくり、ソフトの世界では「VITARA」を「エスクード」と和訳するではありませんか。
この二つのワードの記号性は、ソフトにおいては世界標準で入力されているようです。 だけど、だからといって今回登場したVITARAが国内市場に投入された場合、単純に4代目エスクードとしてネーミングされるのかどうかはわかりません。わざわざ商標まで和訳せずとも、VITARAのままで販売してもよいのです。
2代目から3代目への移行は「すべてを一新する」というものでした。大きな違いはFRベースながらフルタイム四駆になったことと、リアサスペンションの独立懸架への変更、ビルトインラダーフレームとは明記しながらも、車体をモノコック構造にしたことです。
これに対して、VITARAは肥大化したサイズをダウンさせ、FFベースのフルタイム四駆(どうもFFもあるようだ)としたこと。プラットホームの関係からエンジンレイアウトも横置きになったはずです。そしてAllGlip四輪駆動システム(なんと、あれほどアピールしておいてオプション扱い)が最大の違いとなります。
3代目以上の刷新ですから、ここまできてどのあたりにエスクードのアイデンティティーを受け継いでいるのかは、議論の的になりそうです。個人的な見解で言えば、それでも4代目が襲名されるのは悪いことじゃない。そう思っています。
さてこの車体のエンジンはガソリン、ディーゼルターボともに1600ccの直4。ガソリンは最大出力120馬力、最大トルク15.9キロ。ディーゼルターボも最大出力は同じで、最大トルクが32.6キロとなっています。ガソリン車には5速MTと6速ATが用意され、ディーゼル車は6速MTというミッション形式。これって本当に燃費がいいのだろうか。標準的には16から17インチのタイヤを履かせるのでしょうけど、歴代、従来からオールテレーンは考えてもいないわけで、ユーザーが履き替えてしまったら絶対に数字は出ない。まあそれはメーカーの責任でもないのですが。
それよりも、どんな足回りで3代目とどこが異なるのか、AllGlipを搭載していない車両はどういう走りをするのか。そういった部分がまだ語られていないことの方が気になります。