全国的にものすごい数の月食ブログやツイートがあふれかえっているように思いますので、この際一個くらい増えても誰も気にしないだろうと、のっかってみます。ただ、ろくな機材もなく路傍に立ったまま手持ちで撮ったので、ぼけぼけです。
「蝕」そのものには古来、不吉のイメージがつきまとい、魔神の仕業であるとか蛇や竜やジャガーが月を食らうとか、変わったところでは巨大な猫が足を置くなどの神話が各国に伝わっています。誰が言い出したか知りませんが、財布をかざすと金運に恵まれるというのが現代においてまことしやかに語られているのはお笑い草です。それだけ天体の運行が科学的に解明されてしまったということなのでしょう。
384400キロというすさまじい距離にありながらも、人類にとって最も身近な「星」。そこへ探検に行く、月そのものが地球に墜落してくる、逆に核廃棄物の連鎖爆破によって地球周回軌道から外れ漂流してしまうなど、科学の時代のイマジネーションはより大胆に月をいじっています。
あ、科学の時代って前ふりしてしまうと、竹取物語を組み入れられないよ。
それでふと思い出した。去年の中秋の名月の直後に椎間板ヘルニアで入院して、今頃はまだ病室だったですよ。煙草吸いたくても喫煙所まで行けずにあがいていたのが懐かしい・・・
あの入院から1年経ったんですね。
そういえば、あの看護師とはお友達にはなれたんでしたっけ?
それは座薬の彼女のことか、スパルタンなリハビリの彼女のことか・・・