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  ~懲りない傾向~

月9で「K」なんてのは(面白いんじゃないかな)

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Kもちろんそんな事実はありません。聞いたこともありませんので誤解の無いようお断りしておきます。でも、「ロボット刑事」をメタルヒーロー枠やVシネマなんかでリバイバルするのではなく、本腰を入れて「月9ドラマ」として作ったら、色物キワ物と言われはしましょうが、面白い企画になるのではないかと思っています。

土台にするのは昔フジテレビで作ったヒーロー番組ではなく、ましてや最近の若手漫画家が描いているというリメイクものでもなく、石ノ森章太郎さんが30代の折にドラマとタイアップして描いていた漫画です。哀愁を持ったロボット像は、石ノ森氏のKこそが最もふさわしい。

Kの指揮を執るベテラン刑事・芝とその後輩の中堅刑事兄弟(うち、兄はKの絡んだ捜査ミスで辞職し私立探偵に転職・・・というのが現代だと浮いてくるけど)、この刑事弟と恋仲でありながら次第にKへと心惹かれてしまう芝の娘(ヒロイン)、ニュートラルな位置からKを励ましたり傷つけたりもする芝の次女と、刑事ものと悲恋ものとを同時に展開できて、超高性能なアンドロイドとして作られたが故に人間と相容れることのできないKの葛藤と正義を描くとなれば、引き出しは沢山そろえられる。

こうしたガジェットを、「月9ドラマ」の水準でまじめに作る。いやVシネマがまじめじゃないというのではなく、子供向け番組というバイアスから解放して一本のドラマとして真剣に取り組むという意味で、やってみたらいいのではないかと思うのです。こういうところをほっとくと、外国のテレビ局に版権(ロボット刑事自体はフジテレビと東映の企画で、石ノ森さんの漫画が原作というわけではありませんが)を持って行かれてしまうおそれもありますから。

ちなみに、「ロボット刑事」というタイトルでなく、単に「K」というタイトルで実現した場合、それは月9ドラマ史上最も短いタイトルとなるようです。

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