釜石市でアユの稚魚が放流されるのを見てきました。孵化から5カ月ものの稚魚は4~5センチくらい。これが海へ出て4年すると、おいしくなって大きく育って迷わずこの川筋へ戻ってくるというのが不思議です。
稚魚はそれなりのスタミナしかないだろうから流れに任せて河口へ向かうのかと思えば、本能的に遡上しようとするんですね。
川の両岸では、三陸沿岸道路を高架橋で渡すための橋脚が建設途上。稚魚が戻ってくる2019年には、頭上に橋がかかっているだろうし、奇しくも釜石においてラグビーワールドカップが開催されるのです。
今年放流される稚魚には、そういう見えないタグもついているんだねえ。