先月から、やたらと「海街 坂下課長過去」あるいは「坂下課長 名前」で検索引き当てしてくる人が増えていまして、何だろう今更と考えてみたのですが、彼の名前は意外なことに映画の側で封切り前のキャスティング情報にて明らかにされたという展開がありました。鎌倉信用金庫勤務の彼には、この時点ではまだ語られていない都市銀行時代があるけれど、そこは映画で描かれたドラマ内では重視されなかった部分。
ということは、連載の方で何か動きがあったのだろうと考えたものの、最近の連載は映画の公開にタイアップした6月期の号なので、すでに書店からは消えています。
あーもーしょーがねーなあと、在庫を取り寄せ読んでみたところ、この掲載号の中でも坂下美海(よしみ)という名前について摺り合わせしたか本来ここがオープンだったのかのエピソードになっていました。
なんでそんなことが関心事になるのかといえば、坂下課長の実家は鎌倉の腰越の漁師で、父親、次男ともにムキムキの海の男の割には顔に似合わないかわいらしい名前。三男の高校生もガタイのでかい体育会系で、名前が同様なので、長男の彼はどうなんだと興味を引く伏線でした。少なくとも単行本6冊かけて、伏せられたままだったのです。
いやしかし、今回のはそれをも上回る豪福寺の住職の名前に笑いをかっさらわれていきます。
一方、物語は、ここで大きなターンを切ったようです。
読んでいなかった人は、来年あたりに出るであろう単行本の7巻目をお楽しみに(そんな書き終わらせ方かよ)