仙台では四週くらい遅れて放送が始まったため、どういった世界観か設定かについては知らないことが多いのですが、「ウルトラマンX」の防衛組織Xio(ジオ)は、機動力の展開に三種類の車両を用い、これをコントロール系として航空、宇宙、地上にわたる戦力となるライドメカを用意しているようです。この設定を玩具のプレイバリューと重ね合わせるのは、なかなか面白いアイデアだと感じました。
赤い車両がアトス、青がアラミス、黄がポルトスというネーミングがまた、そう来たかと思わせます。これらがドッキングするマスケッティは用途に応じて形態を変えるのもパズル感覚で楽しいし、指を挟まないように注意しなくてはなりませんが、小さな子供でも難しくない変形は好感が持てます。
マスケッティはDX版としてジオ・アトスとのセット構成。ジオ・アラミスとジオ・ポルトスが二台セットという分割販売で、価格を抑える考え方かと想像できますが、なぜビークルが三種類? 三銃士に重ねるにはちょうどいいとして、防衛組織としては海洋機動力の無いことが腑に落ちません。
ひょっとして、いずれジオ・ダルタニアンなんて車両が追加されて、マスケッティにも第四の形態が登場するのか? などと考えながら可動部をいじっていると、なんだかそれっぽいスタイルが作れることが判明。小さい子がこんなところに気が付いて「メカ開発」したら、お父さんやお母さんにはほめてあげてくれたらいいなあと思うわけですが、うちはとーちゃんだけが面白がっているしょーもない家庭です。