先週末のこと、基地の裏の畑の草刈りをしていたところ、山栗とは異なる実を拾いまして、それがいわゆるセイヨウトチノキの下に落ちていたから山栗じゃないよなと判断したわけです。山栗はセイヨウトチノキよりも下側の斜面に生息しているので、物好きにここまでころがってくることはなさそうなのです。
それでびっくり。
基地に育っている数本のセイヨウトチノキが実を結んだのは、それらが植えられて初めてのことです。ひょっとするとこれまでにも収穫はできていたはずだったのにイノシシあたりに先に食われていたのかもしれませんが、今まで見つけたことがなかった。
この実のもともとの種は、30年前にお袋がベルサイユ宮から「拾ってきちゃった」もので、本人も忘れていたものがコートのポケットから出てきたという、そんなこと書いていいのか? しかしもう本人この世にいないし時効だよな代物でした。
同じ木が基地の前庭にも育っていますが、こちらは花は咲くけれど実を結んだことがなかった。200m以上離れて家屋にも遮られているけれど、裏の木はこいつらと受粉したのか? それとも裏山のどこかにある在来のトチノキとのハイブリッドか? 素人にはわかりませぬ。