世間では「アトランティックターコイズパールメタリック(と、なんとかブラック)」とかいう車体色が話題ですが、大西洋のトルコ石ではなく、糸魚川の翡翠を見学に、フォッサマグナミュージアムを訪ねました。フォッサマグナ・糸魚川―静岡構造線は、ある意味地球の裂け目であり、日本列島の地質を東西二分する。さらに北側に柏崎―千葉構造線というのも存在していて、二つの構造線の間すべてがフォッサマグナであることや、その線上の火山、造山活動の歴史を学べます。
うちの娘ら、どういうわけか磨かれた宝石類ではなく、ごちごちの原石の方に対する興味が強く、まあその方が安上がりでいいんですが翡翠のアクセサリーには目もくれないところははたしてそれでいいのか、多少は不安になります。
そして当人たちは・・・
「最近、第四期あたりの未発見だった地層が千葉で見つかったんだよ」
「養老渓谷の地層でしょ? イタリアでも同時代の地層が発見されてて、どっちが国際的な公式名称に取り上げられるか、地味に騒がれてる」
そんな会話にとーちゃんは恐れおののきながら、あらためて古代人が加工した翡翠の勾玉を眺めます(展示品はレプリカ)。この場所には縄文期から始まる長者ヶ原遺跡というのが所在し、遺跡の分布は東京ドーム敷地の3倍にも達する規模で、翡翠製勾玉から火焔土器などの出土が、わずか3%の発掘で続出したとか。
ところで我が国ではここが唯一の翡翠の原産地である糸魚川市ですけど、ふと気がつけば、「糸魚川という名の川は流れていない」。翡翠の鉱脈(鉱脈、というのか?)は姫川の上流に位置するように、流れているのは「姫川」です。諸説あるなか姫川の洪水時の荒れっぷりは「厭い川」という言葉が転じたという説が、言いえて妙と思われます。
↑ 町を歩くと、思わぬところに翡翠と勾玉の新たな発想が。
話はすっとびますが、翡翠と言えば、その昔「ダーククラシックジェイドパール」という深緑の車体色が初代エスクードの1600にありました。このジェイド(jade)が翡翠のことです。一方、トルコ石のターコイズも、初代V6とディーゼルに「ダークターコイズメタリック」がありました。同じターコイズ系でも今度はかなり明るい色彩です。でもって糸魚川に糸魚川という名の川がないのと同様、トルコ石はトルコでは産出されていないというのが、ちょっとした面白さ・・・
こんにちは。
新井でとん汁を食した後、カーナビで南信への道を検索したら、日本海に出て糸魚川から南下するという面白いルートを引いたので、前日にちょうどこの施設の脇を通ってましたよ。
残念ながら時間がなかったので立ち寄れませんでしたが、興味はあるので、小谷線が通れるようになったら、いってみたいと思います(笑)
あ、そういえば無事帰宅してます。
(某所で、もかぞうさんとニアミスしたりしてましたが・・・)
はー、距離優先設定なんでしょうか? 新井まで出ると長野・松本まわりより(148経由でも松本廻るけど)近いのかー。
糸魚川編、明後日も出ます。そぞろ歩きの参考に言うと、日曜日は金融機関の駐車場を使わせてもらえます。
勾玉と言えば、その昔旅行先で霰ちゃんが握り締めたというお土産のラピスラズリ(笑)
紐が切れてしまった後は革紐でペンダントに変化してますヨ。
これはまた大事にしてもらえてありがたいことです。
今回、くず石レベルでもまともな細工だと0がいくつ並ぶのかを見て驚いてました。