2012年夏、エスクード誕生25周年企画の途上(25周年はその翌年)、二階堂裕さんと尾上茂さんに黎明期のエスクードについて対談をしていただきました。
その際、2人とも多忙なことだしと、1時間をお願いしたにもかかわらず話がノリノリとなり、3時間に及んで、うわー、これどうやって締めくくればいいんだ?という盛り上がりの終盤、尾上さんがにこにこしながら
「実はTA01Rのポンコツを1台持っているんですよ。いま忙しくて手を付けられないんだけれど、25年ならぬ30周年あたりに、これをばりっと手直しして乗れたら、かっこいいかな」
とつぶやいておりました。
それは、同行した狼駄さんをして
「これ、あと5年このまま残っていたら譲ってください!」
と言わしめた、1型のコンバーチブルでした。が、なんせこんな状態でしたから、もう絶対5年経ってもこのまま朽ちているだろうなあと思わざるを得なかったのですが・・・
最近の尾上さんのブログを拝見していたら、5年を待たずに修復完了しました。おお、有言実行だ! どなたか買い手が現れたのか、はたまたほんとに尾上さんが乗り回すのか。トラックみたいなギア比ですけど、1型の低速トルクは粘り強いし、シングルカムの8バルブしかないエンジンながら、車体が軽いので高速度の走りも長距離じゃなければ楽しいんですよ。
まさにライトウェイトスポ-ツ!
明日、もう一台01Rを紹介します。
あれですよ、あれ。