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  ~懲りない傾向~

藤兵衛さんの遺作

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f6cホンダゴールドウイングF6Cが世に出たのは2014年4月のことなので、映画の設定上鬼籍に入ってしまった立花藤兵衛さんは、ごく最近まで存命であったということなのでしょう。

このバイクは受注生産ですが、発注から納品までどれくらいの期間を必要としたか、その間、ネオサイクロンという改造プランを練り、実車が来てから作業を完了させるまで、そこそこの日数をかけていたと思われます。

45年前にはレーシングクラブの会長と大学生という間柄から、闘う男とその後見人のような絆がもたらした、最後の傑作。と、思いを馳せないと、この不格好な車体を納得して眺めることができません。

ところで、F6Cといえば三代目のワルキューレなのですが、2代目にあたるワルキューレルーンは、奈良県吉野に所在する魔化魍退治組織が、関東支部の特別遊撃班に所属する鬼の1人に貸与しておりました。かの組織の関東支部長も立花(勢地郎)さんだったけれど、藤兵衛さんとの縁故関係は不明です。ただ、勢地郎さんのご先祖の1人に「藤兵衛さん」という人がいて、この人物が後の魔化魍退治組織をまとめあげていったのも、何か縁があることなのかもしれません。

 

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