Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

Team WESTWIN Warriors#091

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tda2016TDA2016年シーズンが開幕です。川添哲郎選手のTA52Wはほぼ現状維持、後藤誠司選手はディフェンディングを駆けてTA51Wのタイヤを新調し初戦に臨みます。しかし二人のマッチレースシーズンではなくなりそうで、出場選手それぞれに慣熟度があり、TDAに馴染んだ車両投入が進んできました。

「うちのドライバーは、リアサスの使い方が二人とも異なり、エスクードのAアームの特性を生かしているのが後藤君、むしろそこを抑えてグリップに徹しているのが川添君です。それは両者の走りを見ていただければよくわかりますよ」

島雄司監督はエスクードを5年間乗りこなしてきた後藤選手の上達に注目する一方、前車パジェロミニの独立懸架とエスクードの「リジッド乍らリンク」という2代目の足を、イメージを重ねて使いこなす川添選手にも目が離せないと語ります。

実は言い方を変えれば、川添選手は、リンクの補正が入っているとはいえAアームとリジットのサスにはなじまないのかもしれません。まあそれで無敗なんだから底が見えません。そのあたりの勝負が今シーズンの見どころとなるでしょう。

「もうひとつニュースがあって、第一戦に『レッツゴー4WD』の取材が入ることになりました。『TDAの世界』と称して4ページほど取り上げてくれるとか。この大会の知名度が少しは上がったということでしょうか」

と、島監督。上の大会ポスターを貼ってくれている、ウエストウイン近所の飲食店でも、お客さんからの問い合わせが増えているとか。レースと相まって体験試乗にも関心が集まっているようです。レース出走者からは、レースと体験試乗は別の機会に分けてほしいという意見もあるのですが、どちらも臨場感箱となるものですから、1日でどちらも得られるのは捨てがたいエポックではあります。これは今後の運営側の課題となりますが、まずは誰が初戦優勝を遂げるか、やはりレースに目が離せません。

で、2016年第1戦のリザルト。

1位 スバルフォレスター

2位 三菱パジェロ

3位 スズキエスクード

「ベスト4で完膚なきまでに負かされました。いやぁ、TDA始まって以来の番狂わせです」

島雄司監督は苦笑いを隠せません。

まず川添哲郎選手が都合により欠場。後藤誠司選手がポイント獲得にかじりついたわけですが、もともと低重心、ブースト圧を上げた過給機を使いこなしたフォレスターに、肉迫はしたものの勝ちを収められたのは一本のみでした。

「車の性能もさることながら、ずっとTDAの走りになじんできて、腕を上げてきたということでしょうね。我々は数年間常勝チームでしたから、大きな刺激になった。レース自体も面白くなりましたよ」

うーむ、無念なことです。しかも初取材の雑誌はカラーページで載せてくるというし(そこはどうでもいいだう)。いよいよTDAの戦国時代が始まったようです。第2戦の成り行きが注目されます。

4 Responses

冬から秋までいい天気になりそうな日程ですね。
第3戦の台風シーズンを除けば。
新たなライバル達が現れて、さらい活性化することを期待しております。

  • この合間を縫って、後藤君はJXCDにも参戦するそうです。
    クルマが耐えられるかどうかが心配。

  • いや~~~鼻
    ものの見事にへし折られました・・・・
    後藤が初めてぶつけるくらい追い込まれましたね
    改めてフォレスタ-のポテンシャルもさることながら
    荒れた路面をも苦ともせず己が走りにて操るドライバ-の
    技量に賞賛を与えずにはいられません

    まさに黒船襲来(笑)

  • ダートラに特化していけば、クロカン系四駆の重心が不利なことは明白ですし、路面とのクリアランスがそこそこあれば、あの手の車の方が速いのも事実でしょう。
    そこに肉迫している高重心でNAエンジンの、なんといってもエスクード(世間の目線基準で)をコントロールしている後藤君にエールを送らなくちゃね。